更新日: 2023.11.06 その他暮らし

【これぞチリツモ!】ついついつけっぱなしの「パソコン」の電気代っていくらかかってる?

【これぞチリツモ!】ついついつけっぱなしの「パソコン」の電気代っていくらかかってる?
デスクトップパソコンやノートパソコンは、使用時以外でも電源がつけっぱなしになっていることが多い家電製品の一つです。電気代を節約するために、パソコンはこまめにシャットダウンした方がよいのかと考えている方もいらっしゃるでしょう。
 
今回は、デスクトップパソコンやノートパソコンの省エネ対策について調べてみました。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

パソコンの電気代はどれくらい?

パソコンなど電化製品の電気代は、以下の計算式で目安を知ることができます。
 
・消費電力(ワット)÷1000×1日の使用時間×1キロワットアワーあたりの電気料金
 
電気料金の単価は契約内容や地域によって異なりますが、全国家庭電気製品公正取引協議会では、目安単価を31円/キロワットアワーと定めています。
 
自分が使用しているパソコンの電気代は、製品カタログや説明書に掲載されている消費電力から算出できます。例えば、一例として算出したデスクトップパソコン・ノートパソコン・ゲーミングパソコンの消費電力および電気代の目安は、表1の通りです。
 
【表1】

パソコンの種類 デスクトップパソコン ノートパソコン ゲーミングパソコン
消費電力(標準時) 約31ワット 約7.3ワット 約33ワット
電気代の目安
※8時間使用した場合
約7.6円 約1.8円 約8.1円

資料より筆者作成
 
上記から、ゲーム用に開発された高スペックのゲーミングパソコンは、通常のパソコンと比較して消費電力が高いことが分かります。デスクトップ型パソコンも、モニターがある分、ノートパソコンよりも消費電力が高いといえるでしょう。
 
なお、これらはあくまでもパソコンの種類ごとの電気代を比較するための目安であり、実際の電気代は使用時間や使い方によって異なります。
 

パソコンの省エネ対策とは?

パソコンは、冷蔵庫やエアコンといった家電と比較すると消費電力はそれほど大きくありません。しかし使い方次第では、パソコンの電気代がかさみ、大きな負担となる可能性があります。そこでパソコンの省エネ対策として、以下のポイントが挙げられます。
 
・シャットダウンとスリープを使い分ける
 
パソコンは、電源を切ってACアダプターをコンセントから抜けば電力を消費しません。しかし、電源オフ・オンや再起動時に多くの電力を消費するため、短時間の場合はシャットダウンではなくスリープを利用したほうが節電につながります。
 
・ディスプレイの明るさを調整する
 
ディスプレイはパソコンの使用中に電力を消費する要素の1つであるため、明るさを調整することで節電につながります。パソコン作業に支障がない程度、にディスプレイの輝度を落とすとよいでしょう。明るさを調整する前に、静電気でディスプレイに付着したほこりをふきとることも大切なポイントです。
 
・電源プランやディスプレイの明るさなどを「ecoモード」で自動調整する
 
「ecoモード」 「ecoボタン」 などを活用することで、ディスプレイの明るさだけでなく、スリープ状態になる時間やディスプレイの電源を切る時間などを自動で調整できます。同じ画像を表示し続けることで起こり得る、有機ELディスプレイのやきつきの防止にも効果的です。
 

パソコンやノートPCは使い方に応じて適切な省エネ対策を!

パソコンは消費電力が比較的、低い家電製品です。しかし使い方や設定を見直すことで、長い目で見ると電気代の節約につなげられます。パソコンやノートをつけっぱなしにするのではなく、省エネ対策を意識しながら電気代の節約につとめましょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集