更新日: 2023.11.10 その他暮らし
「ベンツ」や「BMW」って普通の車とどう違うんですか? 正直乗れれば良いと思ってしまうのですが、なぜあんなに高いのでしょうか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ベンツやBMWの価格が高い理由
ベンツやBMWが一般的な乗用車と比較して高額な価格設定となっている主な理由は、以下の点が挙げられます。
●高出力エンジン、優れた走行安定性、高い静粛性など、性能面での圧倒的な品質の高さ
●高級な内装材、快適なシート、運転席周りの操作性など、インテリアのクオリティの高さ
●専用の手作業ラインによる高品質な組み立て、厳格な品質管理体制
●特別な技術や機能を投入したハイスペックモデルの設定
●プレミアムブランドとしての価値、豊富な付加価値の提供
このような、性能、品質、ブランド力の総合的な高さが高額な価格を形成している主な要因です。また、輸入時にかかる税金や為替相場の影響もあります。円安が進んだ場合は外貨に対して相対的に円の価値が下がるため、輸入品の価格が上昇する大きな要因になるでしょう。
代表的な日本車との価格比較
ベンツの代表的なセダンであるEクラスの場合、エントリーモデルのE200Sports(BSG搭載モデル)の新車メーカー希望小売価格(税込)は889万円、上級モデルのE350de Sportsが1041万円です。一方、BMWの3シリーズセダンの場合、318iが約563万円、320iの価格が約673万円となっています。
これに対し、トヨタのカムリの場合は基本グレードのXは約350万円、上級グレードのGの価格が約380万円です。ベンツやBMWの価格は同クラスの日本車の約2~3倍の高額な設定となっています。これは中古車の場合でも同様で、同クラスの日本車の約2~3倍の価格となっています。
ベンツやBMWのメリット・デメリット
ベンツやBMWの大きな魅力は、高出力ターボエンジンによる加速感の良さや、先進のサスペンション技術に支えられた高速安定性の高さにあります。
長時間のドライブでも快適な上質な内装と、音楽を楽しむことができるハイスペックなオーディオも、これらの車の運転の楽しさを高めています。さらに、社会的地位と富の象徴としての高級車ブランドの価値が、オーナーに自信と満足感を提供していることでしょう。
一方で、これらの車の大きなデメリットは、日本車の2~3倍以上となる高額な車両価格や、消耗部品の交換などでかかる高額なメンテナンスコストです。燃費性能が劣ることや、故障時の対応に手間と日数がかかることも、注意が必要な点でしょう。さらに、ブランドに対する思い入れが強すぎるあまり、金銭の大切さを忘れてしまうことにも注意が必要です。
ベンツやBMWの魅力とリスクを理解して判断する
ベンツやBMWには、圧倒的な性能と品質、上質な快適性、ブランド価値といった大きな魅力があります。一方で購入価格やメンテナンスコストの高さといったリスクも存在するため、自分のニーズと予算を明確にした上で判断することが大切です。
誰もが知る高級車に乗るステータスに魅力を感じるか、それとも車は単なる移動手段と考えてリーズナブルな選択に魅力を感じるのかが判断基準の1つになるでしょう。その車が持つメリットやデメリットに加え、維持コストなども踏まえて最適な車を見つけてください。
出典
メルセデス・ベンツ日本 オフィシャルサイト
BMW Japan 公式サイト
※2023/11/10 記事を一部修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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