更新日: 2023.11.14 その他暮らし

【除草剤vs防草シート】どちらがお得?草むしりから開放されたい!

【除草剤vs防草シート】どちらがお得?草むしりから開放されたい!
自宅にお庭を持つ方は毎年、雑草の処理について悩みを抱えるでしょう。毎日少しずつ草むしりをしても追いつかない雑草の成長には、便利アイテムの活用が効果的です。
 
今回は雑草の駆除について、市販の除草剤と防草シートを使う場合の費用を比較します。それぞれにメリットとデメリットがあるため、あわせて確認しておきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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庭に除草剤をまくと1年間でどれくらいの費用がかかる?

まずは除草剤を1年間まくケースを想定してみましょう。なお今回は、雑草が4〜10月の間で成長すると仮定します。
 
使用する商品は、広く利用されている日産化学株式会社の希釈なしで使える「ラウンドアップマックスロードAL」の想定です。同商品にはさまざまな容量がありますが、今回は、一軒家のお庭を除草することを想定して、2Lサイズ(20〜40坪の活用目安)とします。商品の価格は小売店ごとに異なりますが、1200〜1400円程度が相場のため、今回は1400円で計算します。
 
除草剤の多くは、一度散布すると、数日〜2週間程度で枯れ始めるという特徴があり、正しく散布すると、一度の散布で効果を得られるため、費用も1400円のみで済みます。ただし、散布直後に雨が降ってしまった場合や、適切に散布できていない場合は、通常よりも効果を見込めず、追加で1〜2回の購入と散布が必要でしょう。
 
除草剤を散布する場合は、メーカーや商品を問わず、説明書に記載のある通りの手順や条件での実施をおすすめします。なお、雑草以外の墓石やレンガなどに薬剤がかかると変色の原因となるため、しっかり養生しておきましょう。
 

防草シートを敷く場合は?

次に、防草シートを敷く場合を見てみましょう。今回は、除草剤と条件をそろえるために、20坪の面積にシートを敷く想定でシミュレーションします。
 
20坪の場合は66.1157平方メートルのため、2m×25mを3枚使用すると仮定します。シートを多めに取っているのは、シートとシートの間に、10センチメートル程度の重ねる部分が必要なためです。お庭の形状によって切り方が異なるため、今回は多めに計算します。
 
防草シートの価格は、耐用年数や不織布・織布によって大きく異なりますが、今回は5年程度の効果が期待できる商品を活用することを想定して、1枚あたりや2万5000円ほどの商品を例にあげます。5年間で2万5000円程度のため、1年あたり5000円程度の出費です。
 
除草剤の場合は、1年で1400〜2800円(1~2回散布した場合)ほど、防草シートの場合は5000円ほどのため、金額だけで比較すると、除草剤のほうがお得と判断できます。しかし、金額以外のメリット・デメリットを加味した選択がおすすめです。
 

除草剤と防草シートのメリット・デメリット

判断基準として、除草剤と防草シートのメリットとデメリットを確認しましょう。
 

除草剤のメリット・デメリット

除草剤は、年配の方でも手軽に散布できる点がメリットです。また雨の前後以外であれば、いつでも散布できるため、スケジュール調整が不要で、ホームセンターで購入できる点もおすすめです。ただし、正しい散布を行わなければ効果が見込めなかったり、枯れ切らなかったりするというデメリットがあります。
 

防草シートのメリット・デメリット

防草シートは、一度敷くと数年、商品によっては半永久的に効果を期待できます。砂利を敷くことでより高い効果を見込めるため、庭のDIYを兼ねて、設置を検討する方におすすめです。
 
反面、シートの購入や設置には手間と費用がかかります。ご自身での作業が難しい場合は、業者への依頼も検討が必要です。しかし、一度敷くと効果が長続きするため、これからリフォームや新築を検討する方に適しています。
 
雑草は駆除が大変な作業ですが、除草剤と防草シートをうまく活用して、少しでも煩わしい作業を軽減しましょう。
 

出典

日産化学工業株式会社 除草剤 ラウンドアップマックスロードALシリーズ製品特長
株式会社白崎コーポレーション 防草シート.com 「砂利下専用草なしシートフルセット」 2m×25m+大頭釘50本+シール50枚 | 防草シート専門店
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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