更新日: 2023.11.20 その他暮らし

【今年も灯油は高い!?】真冬になる前に確認しよう! 暖房や給湯での節約方法は?

【今年も灯油は高い!?】真冬になる前に確認しよう! 暖房や給湯での節約方法は?
冬になると灯油の使用量が多くなり、灯油代が気になる人もいるのではないでしょうか。世界的な燃料油価格の高騰を受けて、政府は燃料油価格の激変緩和措置を実施していますが、2023年度冬の灯油価格はどうなのでしょうか。
 
本記事では、最新価格と灯油の節約方法を紹介します。自宅の暖房や給湯に灯油を使用している人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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最新の灯油価格

資源エネルギー庁が公表した「給油所小売価格調査」によると、2023年10月30日時点で灯油の全国平均価格(18リットルあたり)は店頭販売が2088円、配達が2257円です。9月25日時点では店頭販売が2187円、配達が2353円だったため、約1ヶ月で100円程度値下がりしたことになります。
 
なお、2022年10月31日時点の灯油の全国平均価格(18リットルあたり)は、店頭販売が2019円、配達が2181円でした。1年前と比較すると18リットルあたり70~80円程度値上がりしていることになりますが、比較的に価格は抑えられていると感じた人もいるでしょう。
 
2023年9月に灯油が高騰していた理由は、政府が6月から燃料油価格の激変緩和措置(燃料油価格激変緩和補助金)を段階的に縮小し、9月に終了する見込みだったためです。その後、燃料油価格の激変緩和措置は2024年4月末まで延長されることになり、灯油の価格も落ち着いてきました。
 

暖房における灯油代の節約方法

2023年10月30日時点で、1年前と比較しても灯油の価格はそれほど高騰していません。燃料油価格の激変緩和措置が取られる2024年4月末までは、灯油の価格は安定すると予想されます。しかし、灯油代を少しでも節約したい人は多いでしょう。
 
資源エネルギー庁によると、石油ファンヒーターの使用時間を毎日1時間減らすとひと冬で約1470円の節約になるとされています。また、設定温度を1度下げるだけで、ひと冬で880円の節約が可能です。また、室内の熱を逃がさないように、カーテンを二重にしたりドアや窓に断熱材を貼ったりするのも効果的でしょう。
 

給湯における灯油代の節約方法

部屋の暖房はエアコンやホットカーペットを使用していても、給湯のみは灯油に頼っている家もあるでしょう。給湯での灯油代を節約したいときは、給湯量を少なくしたり給湯温度を下げたりするのが効果的です。
 
給湯量を少なくするために、節約タイプのシャワーヘッドへの交換や、シャワーの使用時間を短くするなどの工夫してみましょう。シャワーの使用時間を1回につき2分短くした場合、1年間で約29リットルの灯油を節約できるといわれています。また、給湯温度を2度下げると、1年間で37リットルの灯油を節約できるとされています。
 
追い炊きや差し湯をしないために、お風呂を冷まさないことも重要です。家族がいる場合はなるべく間隔を空けずに入浴し、間隔が空いてしまう場合は風呂カバーと湯の間に断熱シートをかぶせるとよいでしょう。
 

ほんのひと工夫で灯油代は節約できる

1年前と比較すると、灯油の小売価格は18リットルあたり約70~80円値上がりしています。世界的な燃料高騰を鑑みると、それほど大きく値上がりしていない印象です。とはいえ、少しでも灯油代を節約したい人もいるでしょう。
 
給湯の場合は使用量や給湯温度を下げるなど、ほんのひと工夫で灯油代を節約できます。「塵も積もれば山となる」という言葉があるように、日々の積み重ねが重要となります。
 

出典

資源エネルギー庁 石油製品価格調査
経済産業省 資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和補助金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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