アラサーですがお金がなく「海外」に行ったことがありません。同僚に「家族旅行とか行かないの!?」と驚かれたのですが、普通は行ったことがあるのでしょうか…?
配信日: 2023.11.26
今回は、20代にスポットを当て、海外旅行経験の割合や人気の渡航先の相場、行かない理由などを紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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20代の海外旅行未経験者は約3割
国土交通省観光庁は、2019年に20~29歳の男女を対象に海外旅行に関する調査を行っています。実際に調査したのは観光庁から受託した民間会社で、調査対象は600名、調査方法はWebアンケートです。この調査によれば、全体の3割ほどが海外旅行は未経験であると回答しています。
海外旅行へ行かない理由としてもっとも多かったのは「旅行代金が高いから」で、40.5%です。今(2023年11月現在)は円安で、同調査の実施時よりも海外旅行にかかる費用がさらに高くなっています。
次に多かった回答は「言葉が通じないから」で30%、次は「治安や衛生面が心配だから」で28.5%と続きます。「単に機会がないから」という回答も多く、27%の人がそう回答しています。
4日間程度の日程で旅行する場合の費用目安
旅行の費用は、行き先や日程、時期などいくつかの条件で変わってきます。旅行会社によっても費用には差が出ます。今回は、比較的安く行ける時期で4日間程度の安価なパッケージツアーを2名で利用した場合、いくらくらいかかるのか見ていきます。
なお、フライト時間を考えると、ヨーロッパやアメリカ本土は最低でも5日間程度はあったほうがいいでしょう。そのため、韓国、グアム、シンガポールのケースで紹介します。
韓国は、3万円前後から10万円程度で行くことが可能です。ただし、このくらいの予算だと宿泊先での食事はほとんどつきません。朝食から外で食べる必要が出てきます。グアムは、9万円ほどから40万円前後が相場です。食事はつかないケースがほとんどですが、朝食だけつくツアーもあります。シンガポールについては、6万円ほどから40万円前後までです。
海外旅行に安く行ける方法は?
前述した費用は安い時期の目安です。年末年始のような人気の時期を外したり宿泊先のグレードを落としたりすれば、旅費を抑えることはできます。
最近では海外で民泊を利用する人が増えているため、上手に活用すればさらに安く抑えることは可能でしょう。民泊を探すアプリもあり、利用すると便利です。ただ、その場合は現地の治安情報についても把握しておく必要はあります。
前述のように、円安も海外旅行費用が上がる要因です。そのため、できるだけ円高のときを狙っていけば旅費を抑えることが可能になります。円安とは、円の価値が下がっているということです。円安のとき1ドルと交換するのに150円だったとしても、円高で1ドル70円になれば同じ150円で2ドルと交換できます。現地の缶ジュースが1ドルなら、150円で2本買える計算です。
海外旅行の旅費を抑えるなら時期や宿泊先などで工夫を
20代の3割は海外旅行未経験との調査もあり、アラサーで海外旅行経験がなくてもおかしいということはありません。移動や慣れない場所が苦手な人もいますし、旅行するかどうかは本人の自由です。
もしも費用の事情で海外旅行を見送ってきたなら、工夫することで安く抑えることはできます。安い時期を狙ったり、民泊や現地の公共交通機関を利用したりと方法はいろいろあります。
ただし、現地の治安情報を事前にチェックすることを忘れないようにしましょう。
出典
国土交通省観光庁 若者のアウトバウンド推進実行会議(第二回)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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