半年の単身赴任が決まりました。週に2回コインランドリーを使うつもりですか、どれくらいお金がかかりますか？

期間が決まっている出張や単身赴任の際には、家具や家電をそろえるかどうかを迷う場合もあるでしょう。これまで家族と暮らしていた方であれば、単身赴任で一時的に引っ越しをしても、期間満了とともに、家族が住む家に戻る場合がほとんどです。そのため、短期間の一人暮らしのために家具や家電をそろえるのは、負担が大きいと考える方もいます。
 
特に洗濯機は大きな買い物になるうえに、多くの場合は一家に1台で足りる家電のため、自宅に戻った際の処分にも困るでしょう。その場合は、コインランドリーという選択を検討する必要があります。
 
本記事では、半年間単身赴任をする場合を想定して、洗濯にコインランドリーを利用すると、どれくらいのお金がかかるかを解説します。

週2回のコインランドリー利用を半年続けた場合の費用

まずは、コインランドリーの使用頻度を週2回と仮定します。コインランドリーで1回洗濯する際にかかる費用は、利用する店舗によって異なります。今回は洗濯・乾燥1回あたりの費用を700〜1000円として計算してみましょう。
 
700〜1000円×週2回×4週×6ヶ月＝3万3600〜4万8000円
 
半年の単身赴任で、コインランドリーにかかる費用は、3万3600〜4万8000円と分かりました。
 

週1回の場合の費用

洗濯物の量が少なく週1回の利用で十分な場合、半年でかかる費用は以下のとおりです。
 
700〜1000円×週1回×4週×6ヶ月＝1万6800〜2万4000円
 
洗濯物の量が少なくて利用頻度も下がる場合は、1万6800〜2万4000円ほどに抑えられると分かりました。
 

週4回の場合の費用

洗濯物の量が多く、週4回もコインランドリーを利用する必要がある場合は、半年でかかる費用は以下のとおりです。
 
700〜1000円×週4回×4週×6ヶ月＝6万7200〜9万6000円
 
なおサービス業で、私服と制服の両方の洗濯が必要な場合は、半年間にかかる費用も大幅に増加します。
 

コインランドリーを利用するメリット

こちらでは、コインランドリーを利用するメリットを2点紹介します。期間が決まっている一人暮らしの場合は、洗濯機を購入するよりもコインランドリーを利用したほうが、後の負担が少ないでしょう。
 

洗剤や柔軟剤を購入する必要がない

コインランドリーに設置してある洗濯・乾燥機には、洗剤や柔軟剤が自動投入されるものが多くあります。そのため、場所によっては、洗剤や柔軟剤を購入せずに済むかもしれません。ただし、すべての洗濯・乾燥機で自動投入されるとは限りませんので、利用する店舗の情報を事前にチェックしておきましょう。
 

時間を気にせず洗濯できる

24時間営業のコインランドリーであれば、時間を気にせずに、夜中や早朝などの好きな時間に洗濯が可能です。単身赴任で、残業や休日出勤などで生活が不規則になる場合には、家事を消化するのが夜中になってしまうケースもあるでしょう。
 
マンションやアパートの場合は、夜中に洗濯機を回すと振動が響いてしまい、近所迷惑になるリスクがあります。コインランドリーであれば、音を気にする必要がなく、好きなときに洗濯できるでしょう。
 

コインランドリー以外の洗濯方法

単身赴任の際は、コインランドリーが便利ですが、ほかの方法とも比較しておきたいという人もいるでしょう。こちらでは、ミニ洗濯機を購入する方法と、洗濯代行サービスを利用する方法を紹介します。
 

ミニ洗濯機を購入する

大きな洗濯機を購入すると、単身赴任が終わった後の使い道に困ってしまう場合は、小型洗濯機の購入を視野に入れましょう。ポータブルタイプやバケツ型などがあり、コンパクトサイズの商品がそろっているため、場所を取りません。単身赴任後に家族の住む家に戻った際にも、サブ洗濯機として活用できるでしょう。電動タイプと手動タイプがありますが、なるべく手間を省きたい方には、電動タイプがおすすめです。
 

洗濯代行サービスを利用する

洗濯機を購入せずに衣類の洗濯を行いたい場合は、洗濯代行サービスの利用がおすすめです。宅配業者が自宅まで洗濯物を回収に来てくれて、洗濯が完了したら、自宅まで衣類を届けてくれます。天気に左右されずに洗濯できる点も、メリットの一つです。
 

洗濯機を購入しなくても洗濯は行える

期間の決まっている単身赴任では、洗濯のために洗濯機を購入してしまうと、自宅に戻ったときの対処に困ってしまいがちです。現在は、コインランドリーや洗濯代行サービスなど、洗濯機を購入しなくとも洗濯を行える手段があります。うまく利用して、効率よく洗濯を済ませましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー