更新日: 2023.11.28 その他暮らし

コンビニバイトで「廃棄弁当」がもらえるのは過去のこと!? 最悪「逮捕」の可能性も? 持ち帰りOKの場合もあるの?

コンビニバイトで「廃棄弁当」がもらえるのは過去のこと!? 最悪「逮捕」の可能性も? 持ち帰りOKの場合もあるの?
昔コンビニでアルバイトをしていた時に、売れ残った弁当を持って帰っていたという人もいるのではないでしょうか。ただ、現在は多くのお店で廃棄弁当を持ち帰るのは禁止されています。
 
本記事では、コンビニでアルバイトをしている人が、廃棄弁当を持って帰れるのかどうかなどについて解説しています。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

基本的に廃棄弁当をもらうことはNG!

まず、基本的にはコンビニで廃棄弁当をもらうことはNGです。コンビニは1つのお店だけで成り立っているわけではなく、運営会社の存在があります。そして、大抵の場合はお店と運営会社との間で廃棄弁当は必ず処分しなければならないと取り決めが定められています。
 

廃棄弁当を持ち帰れない理由

廃棄弁当を持ち帰れない理由はいくつかありますが、代表的なものは不正防止です。仮に廃棄弁当の持ち帰りが自由だとすると、多めに注文して故意に廃棄弁当を発生させる人が出る可能性があります。また、本来廃棄ではない商品を廃棄登録するという不正が起きるかもしれません。
 
また、持ち帰った弁当を食べたアルバイトが食中毒になる可能性もあります。そして、その際の責任は店長やオーナーに降りかかることになりますので、アルバイトを守る意味も込めて廃棄弁当の持ち帰りを禁止している場合もあるでしょう。
 

コンビニバイトで廃棄弁当がもらえるかどうかは店舗次第

廃棄弁当をもらうことはNGというルールがあっても、実態として廃棄弁当をもらえるようなお店もあります。
 
廃棄弁当がもらえる・もらえないの基準は一概にはいえませんが、直営店よりもフランチャイズの方がもらえる可能性は大きいです。直営店は管理が厳しいですが、フランチャイズではオーナーの権限でもらえる可能性が高くなる傾向にあるからです。
 
とはいえ、仮にオーナーがOKだとしても、本来のルールからは逸脱している場合が多いです。衛生面でも100%安全とはいえないため、廃棄弁当を持ち帰ることはおすすめはできません。
 

廃棄弁当を持ち帰る場合の注意点

おすすめはできませんが、仮に廃棄弁当を持ち帰る場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。いくつか見ていきましょう。
 

必ずオーナーに許可をもらう

前提として、廃棄弁当を勝手に持って帰ることは絶対にしてはいけません。
 
廃棄する予定だとしても、その弁当は自分のものではなく、あくまでもコンビニの商品です。刑法235条には「他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する」とあります。もしも勝手に持ち帰ってしまうと、窃盗罪などに問われ、クビや逮捕につながってしまう可能性があります。
 

衛生面に気をつける

廃棄弁当は基本的には賞味期限が切れた商品の場合が多いです。賞味期限が多少切れているものを口にしたからといって、すぐにおなかを壊すようなことはそこまで多くはないかもしれません。とはいえ、あくまでも本来売れる期間を経過した商品ですので、衛生面には特に気をつけることが大切です。
 

まとめ

コンビニでアルバイトをしていると、廃棄弁当を持ち帰りたくなる気持ちも起こるかもしれません。フードロス削減という観点からすると悪くない気もしますが、基本的には廃棄弁当を持ち帰ることは禁止されています。
 
特にこっそり持ち帰ると大きな制裁を受けてしまうかもしれません。どうしても廃棄弁当を持ち帰りたい場合でも自己判断をせず、必ず店舗のオーナーに相談しましょう。
 

出典

e-Gov法令検索 刑法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集