巷で流行りの「永久脱毛」。通常の髭剃りを続けた場合との、一生でかかる費用を比べました。

巷では永久脱毛が流行っており、ムダ毛を処理する男性も珍しくなくなりました。髭の永久脱毛を検討している方もいることでしょう。ただし、髭の永久脱毛は高額な費用がかかります。カミソリや電動シェーバーでの自己処理と永久脱毛では、どちらがお金がかかるのだろうと気になる方もいることでしょう。
 
そこで、本記事では、永久脱毛と自己処理のそれぞれの一生でかかる費用を紹介していきます。

「永久脱毛」と「自己処理」の一生分の費用はいくら？

髭はずっと伸び続けるため、生涯にわたってお手入れが必要です。髭を自分で処理する場合には、カミソリや電動シェーバーなどの費用が一生発生します。永久脱毛は費用が高額ですが、処理が完了した後は費用がかかりません。では、一生でかかる費用を比べた場合、永久脱毛と自己処理ではどのくらいの差があるのでしょうか。両者の一生分の費用は、次のとおりです。
 

・髭の永久脱毛の費用

髭の永久脱毛の方法は、「医療レーザー脱毛」「美容電気脱毛」「光脱毛」などの種類があり、脱毛する部位や範囲、回数などによって費用が異なります。大手クリニックでの医療レーザー脱毛の1回あたり料金は、鼻下や顎などが約1万円、ほほや首まわりが約1万6000円です。
 
永久脱毛が完了するまでには、何度か施術を受けなくてはなりません。鼻下と頬の施術を10回ずつ受けるとしたら、約20万円の費用がかかります。クリニックやサロンによっては、施術料のほかに、麻酔代、カウンセリング料、剃毛料、キャンセル料などの費用がかかることもありますので、永久脱毛を受ける前に料金の内訳をよく確認しておくとよいでしょう。
 
駅探PICKS脱毛が2022年11月に実施した「ヒゲ脱毛に関するアンケート調査」によると、髭脱毛にかけた費用でもっとも多かったのは、40万円以上（21％）でした。
 
次いで多かったのは、10万円以上20万円未満（19％）と20万円以上30万円未満（19％）です。1万円未満と回答した方の割合は、わずか4％でした。この調査結果からは、髭の永久脱毛を受けるために、10万円以上の費用をかけている人が多いことが分かります。
 

・自己処理の場合の費用

髭を自己処理する場合には、カミソリや電動シェーバーなどのアイテムが必要です。髭用のカミソリの価格は、300～4000円くらいと幅があります。替え刃が多い製品や高機能な製品は、価格が高い傾向です。カミソリは使い続けていくうちに剃り味が悪くなっていくため、定期的に交換しなくてはなりません。
 
例えば、1000円のカミソリを2週間ごとに取り換えるとしたら、1年間のカミソリ代は約2万6000円です。20～80歳の60年間カミソリを使った場合の費用は、約156万円です。300円の安いカミソリを使う場合でも、60年間で約46万8000円の費用がかかります。シェービングクリームやアフターローションなどを使う場合には、さらに費用がかかってしまうことでしょう。
 
電動シェーバーの価格は、3000円～5万円くらいが相場です。電動シェーバーにも寿命があるため、一生同じものを使い続けることはできません。電動シェーバーの寿命は製品にもよりますが、3〜4年くらいです。多くのメーカーでは、補修部品の最低保有期間を6年程度としています。電動シェーバー本体が壊れていない場合でも、交換パーツが入手できずに使えなくなる恐れがあります。
 
電動シェーバーの価格を3000円として、6年間に1度のペースで買い替えた場合は、60年間で3万円の費用がかかります。5万円の高額な電動シェーバーを使用する場合の60年間の費用は、50万円です。さらに、乾電池代や電気代などもかかります。
 

カミソリでの自己処理よりも永久脱毛の方が安く済むかも？

カミソリは1個あたりの購入費用が安いのがメリットですが、一生使い続ける場合は100万円以上の費用がかかる場合があります。永久脱毛は、1回あたりの施術費用が高額ですが、施術回数や部位などによってはカミソリよりも安く抑えられるのがメリットです。
 
永久脱毛は毎日の髭剃りから卒業できるほかに、肌がきれいに見える、清潔感が出る、コンプレックスが解消できるといったメリットもあります。髭剃りが面倒だと感じている方は、永久脱毛を検討してみるのもよいかもしれません。
 

出典

駅探PICKS脱毛 ヒゲ脱毛ってどんなもの？メリットや脱毛の種類、注意点、気になることから、おすすめサロン・クリニックまでをご紹介
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー