更新日: 2023.12.15 その他暮らし

遠方に住む80代の両親に、毎月手紙を送りたいです。古い額面の「切手」ってまだ使えますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

遠方に住む80代の両親に、毎月手紙を送りたいです。古い額面の「切手」ってまだ使えますか?
年齢を重ねると、遠く離れて暮らす両親が元気で過ごせているか気になります。両親がスマートフォンやPCを持っていない場合、連絡手段は電話か手紙です。手書きの手紙で近況を報告しあうことはお互いにとって楽しみとなり、日々の活力になるでしょう。本記事では、遠方に住む80代の両親と毎月文通を行う際にかかる費用を紹介します。
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1ヶ月に2回の両親との文通にかかる年間費用

ここでは、両親との文通にかかる費用を計算します。送付する頻度は1ヶ月に2回、両親からの返信用切手もあわせて用意するものとします。
 
電話で生の声を聞いて元気にしているか確認するのも大切ですが、毎月定期的に手書きの手紙を送りあうことを日常生活における楽しみにすることで、お互いに生きがいを感じながら暮らせるでしょう。
 

手紙の枚数がA4サイズで2枚くらいの場合

手紙の枚数がA4サイズ2枚程度であれば、「定形郵便物 25g以内」の基本料金84円での郵送が可能です。
出典:郵便局「国内の料金表 手紙・はがき」(2023年12月時点)
 
1ヶ月の文通にかかる費用
2回/月×84円×2人分=336円
 
1年間の文通にかかる費用
336円×12ヶ月=4032円
 

手紙の枚数がA4サイズでおよそ6枚以上になる場合

手紙の枚数が多くなると「定形郵便物 50g以内」の基本料金となる可能性があります。50g以内の場合は94円での郵送が可能です。
出典:郵便局「国内の料金表 手紙・はがき」(2023年12月時点)
 
1ヶ月の文通にかかる費用
2回/月×94円×2人分=376円
 
1年間の文通にかかる費用
376円×12ヶ月=4512円
 

古い未使用のはがきや古い額面の切手、使用済み切手の有効な活用方法

押し入れの隅に片付けられたままの古い未使用のはがきや古い額面の切手、使用済み切手。多くの家庭で利用できないからとしまったままにしていたり、処分してしまったりしているでしょう。しかし、古いはがきや切手も実は再利用が可能です。ここでは、古いはがきや切手、使用済み切手を有効活用する方法を紹介します。
 

古い未使用のはがきは交換してもらえる

郵送料金が変わってしまった古いはがきをお持ちの方も多いのではないでしょうか。未使用でも料金が変更になり利用できないと思い込んでしまいがちです。しかし、差額を支払えば新品のはがきや同額の切手に交換してもらえるようです。
 
書き損じてしまったはがきも投函(とうかん)する前の未使用品であれば、1枚あたり5円の手数料を支払うことで取り換えができます。使えないけどもったいないからしまっておこうと考え、眠っている古いはがきがあれば、一度郵便局の窓口に持っていってみてはいかがでしょうか。
 

古い額面の切手も利用できる

郵送料金の値上がりにより切手の額面も変更となったいま、古い額面の切手は利用できないと考える方もいるでしょう。しかし、切手は図書券と同様に有効期限のない金券類の扱いです。そのため、値上がりした差額分の切手を購入することで、問題なく使用できます。
 
そのまま使用もできますが、1枚あたり5円の手数料と差額を支払えば、新しい額面やデザインの切手もしくははがき、レターパック封筒などと交換してもらえます。古くて使えないからと捨ててしまわずに、郵便局で交換し再利用するといいでしょう。
 

使用済みの切手はコレクションになる

使用済み切手は再利用こそできませんが、コレクションになります。日本の切手には美しいデザインが施されているため、切手コレクターにとっては人気の高い製品です。珍しい柄の切手や古く貴重な切手などはオークションにて高値で販売されていることもあるようです。
 
また、切手を集めオークションに出品し、売却によって得た収益を孤児の支援に役立てているボランティア団体も存在します。使用済み切手も安易に捨てず集めておき、ボランティア団体に寄付するのも有効な活用方法になるでしょう。
 

手紙のやり取りを通して両親の様子を確認しましょう

今回は、遠方に住む両親へ手紙を1ヶ月に2回送る場合の費用を算出しました。両親からの返信切手をあわせても、年間5000円以内で心をこめたやり取りができます。
 
様子を確認するだけであれば電話も便利ですが、文字を書くことでお互いを思いやる時間を持てる手紙も、暮らしの中の楽しみになり得ます。親子での文通を趣味にしてもらえれば、両親の生きがいにもなるでしょう。
 

出典

日本郵便 国内の料金表(手紙・はがき)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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