足元用の「パネルヒーター」ってコスパ良いですか? 1人暮らしならエアコンより節約になるかなと思っていますが、実際どうなのでしょうか?

配信日: 2023.12.16 更新日: 2023.12.18

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足元用の「パネルヒーター」ってコスパ良いですか? 1人暮らしならエアコンより節約になるかなと思っていますが、実際どうなのでしょうか?
1人暮らしで部屋全体を暖めなくてもよい場合、エアコンよりも足元用のパネルヒーターを使用するほうがコストパフォーマンスは高くなるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
 
本記事ではパネルヒーターの購入を迷っている人に向けて、パネルヒーターとエアコンそれぞれを使用した場合にかかる電気代と、両者のメリット・デメリットを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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パネルヒーターとは

パネルヒーターは電熱線が組み込まれたパネルに電流を流し、放熱して周りを暖める暖房器具です。パネルヒーターから放出される輻射熱は比較的短時間で強い熱を伝えることができ、ヒーターの近くであればあるほど、より暖かな空気を感じられる点が特徴です。
 

パネルヒーターとエアコンの電気代はそれぞれいくら?

ここではパネルヒーターとエアコンそれぞれを1日8時間使用した場合にかかる電気代について紹介します。電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWhあたりの電気料金(円/kWh)」で算出することが可能です。なお、1kWhあたりの電気料金は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安単価として設定している31円を使用します。
 
まず、パネルヒーターの消費電力については、200W~1200W程度で製品や使用状況によって差があるでしょう。200Wの消費電力の場合は「0.2×8×31=49.6」となり約50円かかることが、1200Wの消費電力の場合は「1.2×8×31=297.6」となり約298円かかることが分かります。
 
一方、エアコンの消費電力もパネルヒーターと同様、製品や設定温度などの状況で変わりますが、400W~2000W程度になるでしょう。400Wの場合は「0.4×8×31=99.2」となり約99円かかることが、2000Wの場合は「2×8×31=496」となり496円かかると算出できます。
 
これらのことから、消費電力量によって一概にいえないものの、パネルヒーターとエアコンではパネルヒーターのほうが電気代は安く済む可能性が高いことがわかります。
 

足元用パネルヒーターとエアコンのメリット・デメリットとは

まず、足元用パネルヒーターを使用する場合のメリットとしては前述の通り、電気代が安い点が挙げられます。部屋全体を暖めるタイプのパネルヒーターは電気代が高くなる傾向があるものの、足元用のパネルヒーターであれば電気代を抑えられるでしょう。
 
また、短時間で暖かさを感じられる点や、持ち運びしやすいため好きな場所に移動して使える点などがメリットといえます。一方、デメリットとしては部分的にしか暖められない点や、幅の狭い足元用のパネルヒーターは窮屈さを感じる可能性がある点などが考えられるでしょう。
 
エアコンを使用するメリットは部屋全体を暖められる点が挙げられます。また、火事ややけどをする心配がない点も特長となっています。一方、デメリットとしてはパネルヒーターと比べると電気代が高くなりやすい点があります。ほかには部屋の空気が乾燥しやすくなる点や、一部分だけを暖めることはできない点、定期的なお手入れが必要な点などが挙げられるでしょう。
 

パネルヒーターは部分的に暖められる

パネルヒーターは部分的に暖められるため、部屋全体を暖める必要がない場合に適した暖房器具といえるでしょう。電気代も抑えられるため、コストパフォーマンスが高い点が特長です。ただし、部屋全体を暖めたい場合には適さないなどデメリットもあるため、使用する目的をよく考えてから購入することが大切です。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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