更新日: 2023.12.18 その他暮らし

ハガキが「63円」で全国どこでも届くのはお得? 料金の推移についても解説

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ハガキが「63円」で全国どこでも届くのはお得? 料金の推移についても解説
宅配便の送付先に応じて料金は変わりますが、ハガキは63円で全国どこにでも届きます。本記事では、ハガキの郵送料金が現在の63円になるまでの料金の推移をはじめ、ハガキの規格や手作りハガキを送る場合の注意点などについても解説します。
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郵便ハガキの料金を知ろう

郵便ハガキを送る際の料金は日本郵便によって全国一律で「63円」と定められています。郵便ハガキの料金が現在の63円になったのは、2019年の消費税増税に伴って郵便料金が値上げされたことがきっかけです。それ以前の郵便ハガキの送付料金は62円でした。
 
さらにさかのぼると1989年には30円から41円に上がり、2003年には50円、2014年には52円、2017年に62円と、時代の流れとともに料金改定がおこなわれ、徐々に値上がりしてきたことがわかります。
 
なお、古い額面のハガキは使えないのか気になっている人もいるかもしれませんが、そのような場合でも差額分の切手を貼れば問題なく送ることが可能です。また、新しいハガキと交換したいという場合は、切手の差額分と交換する際にかかる手数料(5円)を支払えば、通常の郵便ハガキなどに交換してもらえます。
 

ハガキの規格とは

日本郵政では、「ハガキ」として送れるサイズや重さが決められています。通常ハガキであれば「最大で縦15.4センチメートル、横10.7センチメートル」「最小で縦14センチメートル、横9センチメートル」です。
 
また、ハガキとして認められている重さは2~6gです。これらの規格を満たさないものは「ハガキ」として扱ってもらえないため注意しましょう。なお、ハガキは郵便局やコンビニなどで購入する以外にも、自分で作った私製ハガキを送ることもできます。しかし、私製ハガキも所定の規格に当てはまる大きさや重さの範囲でないとハガキとしては認められません。
 
私製ハガキで規格を超える場合は第一種郵便物として扱われることになります。第一種郵便物に区分される場合は、郵送する際にかかる料金も異なるため注意が必要です。
 

往復ハガキとは

通常ハガキのほかに、往信用ハガキと返信用ハガキが一続きになった「往復ハガキ」と呼ばれるハガキも販売されています。
 
往復ハガキの規格は重さが4~12g、大きさは「最大で縦15.4センチメートル、横10.7センチメートル」「最小で縦14センチメートル、横9センチメートル」の2枚が長辺でつながっているものと決められています。1枚の大きさについては通常ハガキと変わりません。料金は126円かかります。往復ハガキを出す場合は往信の宛名面が外側になるように折り、ポスト投函か窓口で渡しましょう。
 

ハガキは日本国内であれば63円でどこでも届く

通常ハガキは全国どこに出す場合も63円で届きます。ただし、本記事で紹介したように時代の流れとともに徐々に料金変動があったため、今後も料金の見直しがおこなわれる可能性はあるでしょう。なお、古いハガキが手元にある場合は差額分の切手を貼って使うか、交換手数料を払って新しいハガキに交換してもらうことができます。
 

出典

郵便局 第二種郵便物はがき
郵便局 第一種郵便物手紙
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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