更新日: 2023.12.29 その他暮らし
実家に帰ると、祖父がいまだに「お年玉」をくれます。もう28でいい大人ですし、断るべきでしょうか…?
そこで、今回は大人になってもお年玉をもらっている人の割合や断るべきなのかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お年玉をもらった大人の割合は約1割
紙製品・化成品メーカーの株式会社マルアイが行ったお年玉に関するアンケート調査によると、2023年のお正月にお年玉をもらった大人の割合は10.7%です。一方で、約5割の大人が「お年玉をもらいたい」と思っていることが分かりました。心の中では、お年玉をもらいたいと思っているものの、実際にはもらえていない人が多い現状がうかがえます。
同調査では、「お年玉はいつまであげるものだと思うか」という質問もしており、最も多かった回答は「高校卒業まで(36.4%)」でした。「いつまでも(6.5%)」と回答した人は、少数派で高校卒業や社会人になったことをきっかけにお年玉をやめている人が多いことが分かります。
「2024年のお正月には誰にお年玉をあげる予定か」という質問では、「親戚の子ども」「自分の子ども」「孫(ひ孫)」の3つが上位に入りました。大人でお年玉をもらっている人は、自分の両親や祖父母、親戚からもらっているケースが多いと予想できます。
成人したらお年玉は断るべき?
大人になってもお年玉をもらっている割合は、約1割なので少数派といえます。なかには、「成人しているのにお年玉をもらうことは申し訳ないので断りたい」と悩んでいる人もいるでしょう。結論からいうと、大人だからといってお年玉を断る必要はありません。
なぜなら、相手はあくまでも好意でお年玉を渡しているからです。何歳になっても相手にとってはかわいい子どもや孫、親戚の子どもであることには変わりありません。特に、離れて暮らしている場合、1年に1度顔を合わせてお年玉を渡すことを楽しみにしている両親や祖父母もいます。
どうしても断りたい場合は、「今年で最後にしてもらいたい」などストレートに伝えることがおすすめです。あわせて、「今までありがとう」と相手への感謝の気持ちも伝えてみてはいかがでしょうか。
家族での食事の支払いにあてることも選択肢の1つ
お年玉を断りにくい場合や、断っても無理やり渡された場合は、とっておいて家族での食事の支払いにあてることも選択肢の1つです。例えば、家族や食事で外食に行く機会があった際、お年玉から支払えば罪悪感も薄れるでしょう。外食をする機会がない場合は、次に帰省する際にテイクアウトや手土産を持参することもおすすめです。
両親や祖父母の好意に甘えても問題ない
大人になってもお年玉をもらっている人は、全体の約1割程度と少数派です。しかし、大人だからといってお年玉をもらってはいけない決まりはありません。
相手にとっては、いつまでもかわいい子どもや孫なので、相手の好意に甘えても良いのではないでしょうか。どうしても気になる場合は、ストレートに断るか、もらっておいて後日食事をごちそうするなどして還元することをおすすめします。
出典
株式会社マルアイ 2024年お年玉に関する実態調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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