アウトドア男子涙目!この秋は「焼かないバーベキュー」「女性ウケする室内型バーベキュー」が注目?
配信日: 2018.09.29 更新日: 2019.01.11
Text:藤木俊明(ふじき としあき)
副業評論家
明治大学リバティアカデミー講師
ビジネスコンテンツ制作の有限会社ガーデンシティ・プランニングを28年間経営。その実績から明治大学リバティアカデミーでライティングの講師をつとめています。7年前から「ローリスク独立」の執筆活動をはじめ、副業・起業関連の記事を夕刊フジ、東洋経済などに寄稿しています。副業解禁時代を迎え、「収入の多角化」こそほんとうの働き方改革だと考えています。
バーベキューでも煮る・茹でる・炊くはあたり前。
日本ハム「BBQ GO!」が報道発表したところによると、「バーベキューをする際に焼いたことしかない人」はたった6%だったそうです。では、どんな調理をしているのかというと、次の通りです。
・4人に1人は「アウトドア用のクッカーやガスバーナーで『煮る・茹でる』」
・3人に1人は「飯ごうやライスクッカーで『炊く』」
・4人に1人は「燻製器・スモーカーで『燻製』」
※BBQ GO!調べ
同調査によると、実際バーベキューの現場に行くと、アヒージョを作ったり、シメには炊き込みご飯だったりと、みなさん、もはやバーベキューの域を超えているようです。
アウトドア男子涙目!女性多数は「バーベキューは室内がいい」
それでは、みなさんどんなロケーションでバーベキューを行ったかと聞くと、冒頭に野山や湖と述べてしまいましたが、女性はちょっと違うようです。
女性視点で一番人気のロケーション
1位 室内・屋内・テラス
2位 公園
3位 川・河畔
■男性視点で一番人気のロケーション
1位 川・河畔
2位 公園
3位 山間・林間・高原
男性視点ではやはりアウトドアなのですが、女性の一番人気は「室内」なのですね。同調査によると、女性は日焼けや化粧崩れが気になるし、設備が衛生的であること、炭火ではなく汚れないガスグリルやホットプレートがいいとのことです。あとおそらく虫が出ないこともあるのではないでしょうか?
男性視点からすると、そんな室内の料理大会をバーベキューといっていいのかどうか悩みますが、女性の発言力はどんどん大きくなってくのでしょう。
手ぶらバーベキューより持ち込み派が依然として主流
同調査で注目すべき点は「手ぶらBBQサービス」についての意識です。楽ちんだから人気かと思ったらそうでもありません。バーベキュー場や飲食店を選ぶポイントについて、以下のような回答が寄せられています。
■ バーベキュー場や飲食店を選ぶポイントは?
1位 食材・飲料や道具・用品を自由に持ち込むことができる 47.2%
2位 設備が充実している(トイレが多くて清潔、屋根などの雨よけ設備など)41.0%
3位 自然にあふれた場所 40.3%
……
6位 食材も道具も全て現地が用意してくれる手ぶらBBQサービスがある 24.5%
「手ぶらBBQサービス」は便利だと思うのですが、意外に人気ないのですかね。やはり、自分たちで工夫して楽しみたいという意識が強いように見受けられます。
■ バーベキューで飲食品の買い出し先は?
1位 近所にある馴染み深いスーパー、コンビニなど流通小売店 65.8%
2位 バーベキューをする場所に近いスーパー、コンビニなど流通小売店 52.3%
3位 飲食店を販売するバーベキュー場やキャンプ場 16.8%
ここでもやはり、ふだん馴染んだ、どこに何があるかよくわかっているスーパーで素材を吟味して持ち込むというこだわりが見て取れますね。
2800円が納得金額?
同調査では、『あなたが満足できるバーベキューの場合、1人当たりの費用としていくらぐらいから「高い」もしくは「安い」と思いますか?』という質問がされています。
そこでは約2800円が境目のようです。同調査によると2017年の同設問では約3200円だったそうで、少し財布の紐が固くなったようです。その前の2016年では約2900円だったようです。
・2016年 約2900円
・2017年 約3200円
・2018年 約2800円
これについては、同調査では『低価格帯のバーベキュー場が増えていること、機材や飲食品を宅配レンタルしてくれる安価なBBQケータリングサービスが増えたことなど』が原因ではないかと分析しているようですが、みなさん、だんだん料理が進化しているのに、費用が下がっているわけです。バーベキュー愛好家の研究熱心さと技術の向上にもよるのではないかと思ってしまいます。
※日本ハム株式会社「バーベキューに関する意識調査2018」より
Text:藤木 俊明(ふじき としあき)
副業評論家