更新日: 2023.12.27 その他暮らし

年末年始は「ETC休日割引」が適用されない! 少しでも安く「高速道路」を利用するにはどうすれば良い?

執筆者 : 宇野源一

年末年始は「ETC休日割引」が適用されない! 少しでも安く「高速道路」を利用するにはどうすれば良い?
間もなく年末年始のお休みです。長い人では最大10連休の長期休暇になるでしょう。遠方に帰省したり、旅行したりと予定が入っている人も多いのでは。車で移動する際に気になるのが高速料金ですが、長期休暇中は利用料金が割引になる「休日割引」が適用されません。
 
しかし、ちょっとお得に高速道路を利用する方法があります。本記事でその方法を紹介します。

料金割引を受けられる「休日割引」は庶民の味方

目的地まで最短で移動するためには高速道路を使うのが効率的ですが、移動距離に応じて利用料金がかかります。首都高速など一部の道路を除く高速道路では、土日祝日に利用した際に利用料金から3割引になる休日割引が利用できます(普通車・軽自動車限定)。
 
例えば、越後湯沢にスキーをするために練馬インターから関越道に乗り湯沢インターまで行った場合の料金は以下の通りになります。
 

・4800円(現金)
・4420円(ETC利用)
・3440円(休日割引)

 
休日割引はETC限定の施策で、ETC利用より約1000円も安くなります。浮いた分を道中の軽食購入などに充てられるので、とてもありがたいですね。
 

長期休暇期間は休日割引が適用されない

大きな恩恵を受けられる休日割引ですが、冒頭で説明した通り年末年始の利用時にはこれが適用されません。NEXCO東日本のWEBサイトによると「交通混雑期等における交通分散の観点など」が理由とのことで、交通集中による渋滞や事故の抑制を目的としているようです。
 
ちなみに2023年から2024年の年末年始のETC休日割引の適用除外期間は、12月30日(土)~1月3日(水)までの5日間です。
 

(参考)2023年度の休日割引適用外期間はここ

参考資料として、年末年始を含む2023年度の休日割引適用期間を紹介します。
 

・ゴールデンウィーク期間:4月29日(土)~30日(日)、5月3日(水)~7日(日)
・お盆期間:8月11日(金)~13日(日)
・年末年始:12月30日(土)~1月3日(水)

 
つまり、長期休日で混雑が予想される期間、ということになります。
 

深夜割引を活用すればお得に移動できる

ETC休日割引の恩恵を受けられなくても、年末年始に車を使って遠出する人は多いでしょう。少しでも安く高速道路を利用できないかと考えている人に朗報です。ETC利用に限りますが、「深夜割引」は年末年始に関係なく利用することが可能なのです。
 
深夜割引は午前0時~4時の間に高速道路を利用していれば割引を受けられる施策です。朝早くに出発して朝4時までに高速道路の料金所を通過する、あるいは遅めに出発して午前0時以降に出口の料金所を通過することで休日割引と同様の割引を受けることができるのです。
 
運転する人にとっては負担が大きくなりますが、休憩をこまめに取るなどして安全運転を心がけながら利用すれば割引を受けられるので、検討してみてはいかがでしょうか。
 
ちなみに、こちらの施策は深夜0時付近の料金所の混雑が問題になっているため、令和6年度中に見直しが入る予定です。現行制度で利用できるのは今年が最後になる可能性がありますので、ご注意ください。
 

出典

東日本高速道路株式会社 2023年度における休日割引の適用除外日について
東日本高速道路株式会社 ETC 休日割引
東日本高速道路株式会社 ETC深夜割引
東日本高速道路株式会社 高速道路の深夜割引の見直しについて
 
執筆者:宇野源一
AFP

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