更新日: 2024.01.01 その他暮らし
燃費改善のためにエンジンブレーキの使用を心がけています。なにかデメリットはありますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エンジンブレーキで燃費はよくなるか?
結論からいえば、エンジンブレーキの使用は燃費を向上させます。なぜなら、車のエンジンは、減速のためにアクセルを離すと燃料の流れを停止するように設計されているからです。JAFによると、これはフューエルカットと呼ばれています。この状態では、車が動いていても燃料の消費はありません。その結果として、燃費が改善するのです。
しかし、エンジンブレーキの使用は、通常の運転では赤信号で停止直前など限られた場面に限られます。そのため、燃費が改善するのは間違いありませんが、期待するほど向上することはないでしょう。
エンジンブレーキのメリットとデメリット
ここでは、エンジンブレーキを使用する上でのメリットと注意すべきデメリットについて詳しく解説します。
・エンジンブレーキのメリット
エンジンブレーキには、おもに3つの重要なメリットがあります。1つ目は、「下り坂での速度調整」です。下り坂では、通常のブレーキを頻繁に使用すると、ブレーキの効きが悪くなるリスクがあります。エンジンブレーキを活用してフットブレーキの使用を抑えることで、安全な走行を保てます。
2つ目は、「高速道路の出口などでの減速」です。高速道路の出口では、的確に減速する必要があります。エンジンブレーキを使用することで、フットブレーキと違い緩やかに速度を落とすことが可能です。3つ目は、「エンジンのコンディションの維持」です。
・エンジンブレーキのデメリット
エンジンブレーキの使用には、おもに2つのデメリットに注意する必要があります。1つ目は、「後続車からの追突のリスク」です。通常のブレーキと異なり、エンジンブレーキではブレーキランプが点灯しないため、後続車に減速を伝えられません。そのため、車間距離が近い場合や後続車のドライバーが注意散漫な状況では、追突される可能性が高まります。
2つ目は、「過度な使用による負荷」です。特に、エンジンブレーキを頻繁に行うと、エンジンに過度な負荷がかかり、故障の原因となることがあります。そのため、エンジンブレーキの多用を避け、適切な使用を心がけることがポイントです。
以上のメリット・デメリットを理解し、エンジンブレーキの適切な使い方を身につけることで、より安全で効率的な燃費改善が可能でしょう。
エンジンブレーキの効果的な使い方
エンジンブレーキは燃費改善に有効とはいえ、頻繁に使用して加減速を繰り返すのは避けるようにしましょう。なぜなら、頻繁な加減速によってガソリンの消費が増え、燃費が悪化することが考えられるからです。急な加減速を避け、余裕を持った運転を心掛けることで、無駄な燃料消費を抑えて燃費の改善につながるでしょう。
エンジンブレーキで燃費を賢く改善しよう
エンジンブレーキは燃費改善のための有効な手段ですが、その使用にはメリットとデメリットがあります。効果的に使用すれば、消費燃料の削減と安全な走行に効果的です。しかし、過度な使用は逆に燃費を悪化させ、エンジンにダメージを与えるリスクがあります。エンジンブレーキを賢く使って、安全で経済的な運転を実現していきましょう。
出典
JAF 減速時のエコ運転術
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー