更新日: 2023.12.28 その他暮らし

やっとガソリン価格が下がってきました。10円下がると、年間でどのくらいの節約になりますか?

やっとガソリン価格が下がってきました。10円下がると、年間でどのくらいの節約になりますか?
2023年はガソリン価格の高騰により、車で通勤する人や仕事で車を使う人にとっては、生活費に大きな影響があったでしょう。しかし、ガソリン価格の高騰も落ち着きを見せてきて、ピーク時に比べると10円/L程度は下がっています(2023年12月9日時点)。
 
本記事ではガソリン価格が10円下がった場合、年間でどれくらいの節約になるのかを解説します。ガソリン代を節約する方法についても紹介するので、車をよく使う人は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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ガソリン価格が10円下がるといくら節約できるか

車を持っている人にとって、ガソリン代は必要不可欠な車の維持費です。プライベートなら車に乗らなければ節約できますが、仕事や通勤で使う場合はガソリン価格の値上がりは死活問題にもなりかねません。そのためガソリン代の節約は必須になりますが、10円の値下げが年間でどれくらいの節約になるのか計算してみましょう。
  

ガソリン価格10円の値下げで1年間に節約できる金額

ガソリン価格が10円の値下げになった場合、年間に節約できる金額を以下の条件で計算します。

●燃費:22km/L
●年間走行距離:6000km

◆170円/Lで1年間走行した場合
6000km÷22km/L×170円/L=4万6363円
 
◆160円/Lで1年間走行した場合
6000km÷22km/L×160円/L=4万3636円
 
◆差額:-2727円

上記計算はあくまでも一例なので、実際の走行距離が長ければ節約金額も比例して大きくなります。自分の車の燃費や走行距離に合わせて、計算してみましょう。
 

ガソリン代の節約に低燃費車がおすすめ

上記の計算から、ガソリン価格が下がれば走行距離が多いほど年間にかかるガソリン代が節約できることが分かります。しかし、ガソリン価格は世界情勢などによって大きく左右されます。そのためガソリン代を常に節約できるよう、低燃費車両への買い替えを検討してみてもよいでしょう。
 
電気自動車であればガソリンはかかりませんが、まだインフラが整備されていないことを考えると、ハイブリッド車などの低燃費車を検討するのが現実的です。また、エコカーとよばれる低燃費車には各種税金を優遇する制度もあるので、ガソリン代だけでなく税金の節約にもつながります。主な税金優遇制度(乗用車)は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

エコカー減税 グリーン化特例 環境性能割
適用期間 令和5年5月1日~令和8年4月30日 令和5年4月1日~令和8年3月31日 令和5年4月1日~令和8年3月31日
対象車種 ・ 電気自動車
・ 燃料電池自動車
・ 天然ガス自動車
・ プラグインハイブリッド自動車
・クリーンディーゼル車(ハイブリッド車を含む)
・ガソリン車・LPG車(ハイブリッド車を含む)
※一定以上の排ガス、燃費性能を満たす車両
・ 電気自動車
・ 燃料電池自動車
・ 天然ガス自動車(所定の排出ガス規制に適合)
・ プラグインハイブリッド自動車
・ 電気自動車
・ 燃料電池自動車
・ 天然ガス自動車(所定の排出ガス規制に適合)
・ クリーンディーゼル車(同上)
・ プラグインハイブリッド自動車
・ガソリン車・LPG車(ハイブリッド車を含む)
優遇内容 自動車重量税を25~100%軽減
年度によって違いがある
自動車税を約75%軽減 非課税または税率0.5~2%

出典:国土交通省「エコカー減税の概要」「グリーン化特例の概要」「環境性能割の概要」をもとに筆者作成
 

ガソリン代の安定した節約に低燃費車の検討を

ガソリン価格100円の値下げした場合、走行距離が大きいほど節約額は大きくなります。しかし、ガソリン価格は常に世界情勢などの影響により値上げの可能性があります。そこで、エコカーとよばれる低燃費の車に替えることで、安定した節約ができます。車の買い替え時期などのタイミングで、低燃費車の検討をしてみてはいかがでしょうか。
 

出典

国土交通省 自動車関係税制について(エコカー減税、グリーン化特例等)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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