初詣のお賽銭は「5円」じゃダメ? やっぱり「1万円」くらい入れるほうがご利益があるの?「縁起がよい」「縁起が悪い」とされる金額についても解説

配信日: 2024.01.10

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初詣のお賽銭は「5円」じゃダメ? やっぱり「1万円」くらい入れるほうがご利益があるの?「縁起がよい」「縁起が悪い」とされる金額についても解説
新しい年が始まりましたが、年末年始はどのように過ごしましたか? おそらく「初詣に行った」という人も多いのではないでしょうか。その際、5円玉を握りしめて賽銭箱をのぞいて見ると「お札」がちらほら見えて、お賽銭額を増やそうかどうかを迷ったという経験もあるかもしれませんね。
 
やはりお賽銭の金額が多ければ多いほど神様はお願いごとを叶えてくれるのでしょうか。本記事では、初詣のお賽銭に焦点を当てていきます。
佐々木咲

執筆者:佐々木咲(ささき さき)

2級FP技能士

「お賽銭」の意味

お賽銭を入れる意味には諸説あるそうですが、一般的に解釈されているのは、神様への「お供え物」です。その中でも特に「米のお供え物」から転じたといわれており、貨幣の普及とともに米に代えて金銭を供えるようになりました。
 

お賽銭の金額とご利益は関係ない

出雲大社の公式ホームページには、「お賽銭の金額は決まっていますか?」という質問に対して、「大切なのは神様に対して真摯(しんし)な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません」との回答があります。
 
お賽銭が5円であろうと1万円であろうと、お祈りに心がこもっていればご利益は同じということですね。
 

縁起がよいとされる金額

「お賽銭はいくらでもよい」といわれても、やはり少しでも縁起を担ぎたいと思うのは当然かと思います。初詣であればなおさらでしょう。以下は、一般的に縁起がよいといわれているお賽銭の金額です。語呂合わせで左右されるものではないとの回答もありますが、参考までに記載します。
 

・5円:ご縁がありますように
・11円:いいご縁がありますように
・15円:十分なご縁がありますように
・20円:よいご縁がありますように
・25円:二重のご縁がありますように
・40円(5円玉×8枚):末広がりにご縁がありますように
・45円:始終よいご縁がありますように
・50円:5重のご縁がありますように
・485円:四方八方からご縁がありますように
・1万円:円満になりますように

 
こじつけのような語呂も並んでおり、クスっとなる人もいるのではないでしょうか。記載の金額をお賽銭とするときは、15円であれば5円玉を3枚のように5円玉を重ねるとさらにいいとされていますが、485円(5円玉×97枚)など多くの硬貨が必要な場合は、5円玉だけにこだわる必要はないようです。
 

縁起が悪いとされる金額

反対に縁起が悪くなるかもしれない金額も確認しておきましょう。
 

・10円:縁を遠ざける
・65円:ろくなご縁がない
・75円:なんのご縁もない
・79円:泣くようなご縁にあう
・85円:やっぱりご縁がない
・95円:苦しいご縁にあう
・105円:当分ご縁がない
・500円:これ以上の硬貨(効果)はない

 
「お賽銭=基本5円」のイメージを持っている人も多いかと思いますが、実は色々な語呂合わせがあるようですね。
 

まとめ

神様はお賽銭の金額でご利益の度合いを決めてはいないそうです。縁起のよい金額や悪い金額がありますが、過剰に気にする必要はありません。大切なのは「祈る心」と「神様への感謝の気持ち」であることを改めて知っておきましょう。
 
また、「これからお願いごとをするからお賽銭」ではなく、「お願いごとが叶ったお礼にお賽銭」というお礼参りの考え方も大切にしたいですね。
 

出典

宗教法人神社本庁 お賽銭について
出雲大社社務所 お賽銭の金額は決まっていますか?
宗教法人氷川神社 縁起のいい・悪い金額
 
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士

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