バイクでよく聞く「cc」って一体何?燃費にどんな影響があるの?

配信日: 2024.01.11

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バイクでよく聞く「cc」って一体何?燃費にどんな影響があるの?
バイクに興味がある人なら、排気量を表す「cc」という単位をよく目にするでしょう。例えば、250ccや400cc、1000ccなどの数字は、バイクの性能や特徴を表す重要な指標の1つです。「cc」が大きいほど燃料の消費量が増えるといわれていますが、この「cc」は燃費にどのような影響があるのでしょうか。
 
この記事では、排気量と燃費の関係や、バイクを選ぶポイントについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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「cc」とは何か?

「cc」は、シーシーと読みます。これはエンジンの排気量を表す単位で、立方センチメートルのことです。排気量とは、エンジンのシリンダーに入る空気と燃料の量のことで、一般的には、排気量が大きいほどエンジンの出力も大きくなります。エンジンの出力が大きいということは、バイクの加速性や最高速度が高いということです。
 

「cc」と燃費の関係は?

「cc」が大きいバイクはエンジンの出力が大きいため、燃料の消費量も多くなります。燃料の消費量が多いということは、燃費がよくないということです。したがって、通常は「cc」が大きいほど燃費は悪くなります。
 
では、「cc」が大きいバイクはすべて燃費が悪いといえるのでしょうか。実は、そうとも限りません。燃費は、エンジンの排気量だけでなく、車両重量や空気抵抗、運転方法など、さまざまな要因によって変わるからです。
 
例えば、同じ排気量でも、軽量で空力性の高いスポーツタイプのバイクは、重くて風を受けやすいクルーザータイプのバイクよりも燃費がよい場合があります。また、高速道路での走行では、低回転で安定した出力を発揮する大排気量のバイクのほうが、高回転で燃料を消費する小排気量のバイクよりも燃費がよい場合もあるのです。
 
乗用車を例に見てみると、国土交通省が公表している「燃費の良い乗用車ベスト10」では、1500ccのアクアが35.8k/Lであるのに対し、658ccのキャロルは25.8k/Lとなっています。これは、中排気量の乗用車よりも大排気量の乗用車のほうが燃費がよいという結果です。大排気量の乗用車には、燃費を改善するために高効率なエンジンや燃費向上技術が採用されていることが理由の1つとして考えられます。
 

バイクを選ぶときのポイントは?

バイクを選ぶ際は、燃費だけでなく、税金や維持費についても考慮する必要があります。一般的には、排気量が多い車種ほど税金や維持費は高くなります。ただし、最終的には自分の用途や好みに合わせて選ぶのがよいでしょう。
 
例えば、通勤や街乗りで利用したいと考えている場合は、燃費がよくて維持費も安い小排気量のバイクがおすすめです。軽くて取り回しがしやすく、渋滞や駐輪場にも困りません。
 
ツーリングや高速道路での走行をメインに考えているのであれば、中排気量以上のバイクがおすすめです。出力が高くて安定感があるため、長距離や高速走行にも対応できます。
 
趣味やスポーツでの利用であれば、自分の好みやレベルに合わせてバイクを選びましょう。スピードやパワーを求めるなら、大排気量のバイクが向いています。操作性やテクニックを楽しみたいなら、小排気量のバイクがおすすめです。
 

「cc」や維持費を考慮して自分に合ったバイクを選ぼう!

「cc」とは、エンジンの排気量を表す単位です。一般的には「cc」が大きいほどエンジンの出力も大きくなるため、通常は、小排気量のバイクのほうが燃費がよいといえます。ただし、燃費はさまざまな要因によって変わるため、必ずしもそうとは限りません。バイクを選ぶ際は、税金や維持費も考慮しつつ、自分の用途や好みに合わせて考える必要があります。自分に合ったバイクを見つけて、快適なバイクライフを楽しみましょう。
 

出典

国土交通省 自動車の燃費ランキングを公表します! 燃費の良い乗用車ベスト10(令和3年末時点)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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