「ストレートネック」が治るまでの期間と治療費はどれくらい?
配信日: 2024.01.20
では、実際にストレートネックと診断されたらどのくらいで治るのでしょうか。また、治療費はどれくらいかかるのでしょうか。これらの疑問を実際にストレートネックと診断された方の資料を元にまとめました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
ストレートネックとは
首の骨にある頸椎(けいつい)は椎骨という骨とその隙間を埋める椎間板で構成されていて、もともと弓のような形にカーブしています。そのカーブがなくなり、まっすぐになってしまうのがストレートネックです。ストレートネックの主な原因は以下の通りです。
・スマホやパソコンの長時間の操作
・猫背・巻き肩などの姿勢不良
・厚みのある高すぎる枕
スマホやパソコンを操作しているときには、首が前に突き出てうつむくような姿勢になりがちです。
また猫背や巻き肩、必要以上に厚みがある枕の使用も首を前に突き出すような姿勢で筋肉が固まりやすく、頭の重みが首に負担をかけることで、ストレートネックになってしまう可能性を高めるようです。ストレートネックの主な症状は以下の通りです。
・首や肩のこり、腰痛
・手や手の指のしびれ
・不眠
頭を正面以外に向けると首筋に痛みを感じたり、指先にしびれを感じたり、夜には首が痛くて眠れなくなったり、日常生活にさまざまな支障が生じるようになります。
ストレートネックに保険は適用される?
ストレートネックの治療は整形外科、整骨院、接骨院などで受けられます。整形外科ではどのような疾患でも基本的に保険適用になりますが、接骨院や整骨院の場合はストレートネックには適用されません。
厚生労働省「柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて」によると、柔道整復師の施術を受ける場合は先に、骨折、打撲、捻挫の施術を受けてからでないと保険の対象になりませんので、基本的には全額自己負担となるようです。
整形外科は我慢ができないほどの痛みがあるときにはおすすめです。レントゲンやMRI診断ができるので、患部の痛みをピンポイントで緩和するような治療が可能です。
整骨院・接骨院は、姿勢の悪さからくる筋肉の固さなどを、解消したいときにおすすめです。治療は主に手技によって、全身のゆがみやズレの改善を行います。
施術内容
ストレートネックの施術内容や料金は、医療機関によってさまざまです。整形外科では、レントゲンやMRIを用いて診断をし、手術や投薬、リハビリテーションなどの治療を行います。
整骨院や接骨院での治療には、以下のようなものが一例として挙げられます。
・ツボを刺激する
・リンパを流す
・テーピング
・ストレッチ
・カイロプラクティック
・骨盤矯正
・鍼灸
ストレートネックに対して保険適応の医学的診断と直接的な治療ができるのは医師のみのため、整骨院や接骨院では、人間が本来持つ自然治癒力を最大限高めて全身から症状の改善を促すようです。
通院頻度と施術費用
1回の施術時間は10分から30分くらいが多く、週に1、2回の施術を推奨されています。
料金については整形外科の場合、保険適用で1000円~2000円程度です。自由診療の場合は1回の治療で4000円~7000円程度かかるようです(医療機関・施術内容によって異なります)。初回には初診料として、さらに2000円程度必要になることもあるようです。
治療にかかる期間は、早い方で3ヶ月ほどといわれています。週に1回のペースで3ヶ月、計12回通うと想定した場合、保険適用の整形外科で1万2000円から2万4000円、自由診療の整骨院等で4万8000円から8万4000円の費用がかかる計算になります。
まとめ
姿勢は無意識に悪くなっているもので、意識的に普段より背中を伸ばした正しい姿勢を取ることが重要です。
パソコンやスマホを使っているときには長時間同じ姿勢をしないように気を付けて、仕事の合間にストレッチをするのも効果的です。ストレートネックは、放っておいて治るものではないので、早めの診療をおすすめします。
出典
厚生労働省 柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー