更新日: 2024.01.22 その他暮らし
共働きで世帯年収「900万円」です。2人目の子どもが生まれるので家を買いたいのですが、都内だと厳しいでしょうか…?
そこで、本記事では世帯年収が900万円の家庭で、都内に家を購入することができるのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
世帯年収900万円で組める住宅ローンは5000万円前後
一般的に、住宅ローンで組める金額は、年収の約5倍といわれています。これは、購入する家の価格と購入者の世帯年収の比率「年収倍率」を基準としたものです。つまり、年収倍率で算出すると住宅ローンの金額は4500万円、多めに6倍とした場合は5400万円になります。
・毎月の返済額は15万円前後
住宅ローンの審査のなかで、返済負担率は重要なもののひとつです。返済負担率は返済比率とも呼ばれており、世帯年収に対して住宅ローンがどの程度占めているのかを算出します。返済負担率は20~25%、こちらを基準に家計に負担をかけない負担額にしなければなりません。
一般的に、年収1000万円以下の手取り額は額面の70~80%となっており、年収900万円の手取り額は約630~720万円です。1ヶ月当たりの手取り額は52万5000円~60万円、返済負担率を25%と設定して算出すると1ヶ月当たり約13~15万円を返済していくことになります。
23区内でも新築物件が5000万円前後で購入可能
都内で、5000万円前後で購入できる戸建て情報(3LDKと設定)を見てみました。
・都内23区内新築一戸建て
都内23区で新築一戸建ての場合、江戸川区で約5500万円、墨田区で約5000万円、足立区で約4800万円、葛飾区で約4800万円が相場です。23区内では新築で5000万円以下という価格で販売されているものを見つけるのは簡単ではありませんが、あらかじめ住宅ローン以外に資金を用意しておけば新築に住める可能性は十分にあるでしょう。
・都内23区内中古一戸建て
都内23区内の中古物件であれば、足立区4000万円、江戸川区4800万円、荒川区5000万円などが相場で、新築と比べてあまり価格に差がありません。とはいえ、23区内であっても中古物件であれば5000万円以下で一戸建てを購入できます。
東京都下や千葉県・埼玉県であれば都内より費用面で一戸建てを購入しやすい
東京都下(23区以外)や千葉県、埼玉県の一戸建て物件(3LDK)の価格をチェックしてみました。
・新築物件
青梅市で約3000万円、あきるの市で約3000万円、西多摩郡で約2700万~3200万円で新築一戸建てを購入できます。23区内で新築を購入する場合の価格と比較すると、2000万円前後もの価格差です。都内にこだわらずに、都下で新築もしくは中古物件を購入するのもよいでしょう。
中古物件東村山市で3200万円、日野市で3300万円など3000万円台で中古住宅が購入可能です。23区内で購入するよりも低い価格で一戸建てが購入できます。
・千葉県の新築や中古一戸建ての価格
千葉県内で新築一戸建ての価格を見てみると、3LDKで1600~2500万円前後から購入できることがわかりました。都内や都下の新築と比較しても1000万~2000万円前後安い価格で購入できます。中古一戸建ては600~900万円前後で購入可能な物件もあるため、十分な貯金があれば現金で購入できる可能性もあるでしょう。
・埼玉県内の新築や中古一戸建ての価格
埼玉県内の新築一戸建ての価格は、約2000万~3000万円のものがあります。千葉県と比較すると若干高くなっていますが、それでも都内より安い価格で新築一戸建てを購入可能です。中古一戸建ては安い物件では1200万~1600万円前後から購入できます。
千葉や埼玉など東京にアクセスしやすい地域で家を購入するのもひとつの方法
世帯年収が900万円ほどあれば、住宅ローンを5000万円前後利用できる可能性があります。東京23区や都下でも十分に一戸建てを購入できる金額です。また、千葉県や埼玉県であれば東京から近距離でありながら、都内より安い価格で購入できます。
東京からも近く、アクセスのよい地域であれば無理のない価格で新築一戸建てを購入可能であるため、そういった場所で家を購入することを考えてみるのもよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー