更新日: 2024.02.08 その他暮らし

最近都内を走っている「電動キックボード」とは何ですか? 興味はありますが、使用料金や具体的なルールが分かりません……。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

最近都内を走っている「電動キックボード」とは何ですか? 興味はありますが、使用料金や具体的なルールが分かりません……。
電動キックボードに乗っている人を見かけたことはあるものの、費用や走行ルールなどについてよく分からない人も多くいるのではないでしょうか。電動キックボードに乗る際は安全のためにもルールをしっかり守らなくてはいけません。
 
本記事では電動キックボードについて知りたい人に向けて、電動キックボードとは何かをはじめ、走行ルールやかかる費用などを解説します。
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電動キックボードとは

電動キックボードはモーターを搭載しているため、通常のキックボードのように足でこがなくても電気で動く点が特徴の乗り物です。電動キックボードに乗るためには、令和5年6月30日までは運転免許やヘルメット着用を必要としていましたが、改正道路交通法が令和5年7月1日に施行されてからは3つの区分に分けられ、区分によって交通ルールなどが異なっています。
 
具体的な区分は、一般原動機付自転車(法定速度時速30kmを遵守)・特定小型原動機付自転車(定格出力0.60kw以下・最高速度時速20km以下の速度制限装置搭載)・特例特定小型原動機付自転車(定格出力0.60kw以下・最高速度時速6km以下の速度制限装置搭載)に分類されます。
 
一般原動機付自転車は従来通り運転免許やヘルメット着用が必要ですが、残りの区分については免許は不要で、ヘルメット着用は努力義務と定められている点に注意が必要です。
 
また、電動キックボードは歩道を走行できるか否かについては、特例特定小型原動機付自転車の基準を満たした電動キックボードであれば「普通自転車等及び歩行者等専用」の道路標識が設置されている歩道のみ、歩道を走行できます。それ以外の歩道は通行することはできません。なお、特例特定小型原動機付自転車以外の電動キックボードに乗る場合は歩道を走行できない点に留意しましょう。
 

電動キックボードにかかる費用

電動キックボードを購入する場合は本体代として数万円~10万円程度かかるほか、保険代や維持管理費も必要になるでしょう。具体的には自賠責保険料が年間7000円程度、軽自動車税が年間2000円程度かかります。また、充電にかかる電気代は搭載しているバッテリーの容量によって異なりますが、一般的な電動キックボードの場合、1回の充電にかかる料金は約13円で35キロメートル程度走行できるでしょう。
 
このタイプであれば年間500キロメートル走行すると仮定した場合、1年間にかかる電気代は約200円と算出可能です。これらから、電動キックボードにかかる費用は年間で1万円程度であると分かるでしょう。ただし、このほかに任意保険に加入したり、駐車場を契約したりする場合は別途費用がかかります。
 
それほど多くは乗らないという場合は、購入ではなくレンタルサービスを活用するのもよいでしょう。レンタルサービスにはさまざまな種類があり、時間単位もしくは1日単位で料金が加算される仕組みになっているため、利用状況に応じて合うものを選ぶとお得に利用できます。
 

電動キックボードを活用しよう

電動キックボードは3つの区分に分類でき、それぞれ走行できる場所や走行ルールに違いがあるため、乗る場合はルールなどをよく確認することが大切です。なお、電動キックボードは乗る頻度が高ければ購入するのもよいですが、そこまで乗らないのであればレンタルサービスを活用するのも1つの選択肢といえるでしょう。サービスを活用する際は料金体系を含めてそれぞれの特徴を確認し、自分に合うものを選ぶことが大切です。
 

出典

警視庁 特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)に関する交通ルール等について
 

※2024/01/31 タイトルを一部変更しました
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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