更新日: 2024.02.01 その他暮らし
部屋の整理をしたら、未使用の「年賀はがき」を大量に発見! 昔の「52円」のはがきでも交換できる? 手数料についても解説
古いはがきは捨てるしかないと思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。実は、郵便局で新しいはがきと交換できる場合があるのです。本記事では、交換できるはがきと交換できないはがき、交換手数料、額面が異なるはがきの扱いなどについて説明します。
執筆者:橋本典子(はしもと のりこ)
特定社会保険労務士・FP1級技能士
使えないはがきは捨てるしかない?
古い未使用はがきや書き損じはがきなど、投函できないはがきは捨てるしかないのでしょうか?
未使用・書き損じたはがきは交換してもらえる
何も書かれていない未使用はがきや書き損じたはがきは、郵便局の窓口で交換してもらえます。はがきとの交換だけでなく、差額を支払うことで普通切手やレターパックにも交換可能です。ただし通常のはがきの場合、記念切手や年賀はがきには交換できません。
年賀はがきの場合は?
ちなみに年賀はがきと交換できるのは「当年度の」年賀はがきだけです。しかも年賀はがきの販売期間中に限られます。過去の年賀はがきを新しい年度の年賀はがきに換えてもらうことはできません。図表1のように、過去の年賀はがきと交換できるのは、通常のはがきや普通切手、レターパック等です。
図表1
郵便局 書き損じはがき・切手の交換より筆者加工
古すぎて額面が違うはがきは
現在のはがきは63円ですが、2019年9月までは62円、2017年5月までは52円でした。このような額面の異なるはがきは、差額を支払うことで現在の63円はがきや普通切手、レターパックなどに交換できます。
交換手数料はいくら?
はがきの交換には「1枚につき5円」の手数料がかかります。ただし2023年4月から交換手数料が改定され、1回の交換枚数が100枚以上の場合は「1枚につき10円」となりました。また100枚以上を持ち込む場合は、切手やはがきを種類別および金額別にまとめて郵便局の窓口に出しましょう。
なお、交換手数料は、現金または切手で支払います。
こんなはがきは交換してもらえない
未使用はがきでも、交換してもらえないことがあります。それは「料額印面がき損していたり汚れていたりした場合」です。
料額印面とは、はがきの宛名面にある「切手」にあたる部分です。なお「どのくらい汚れているとダメなのか」が分からない場合は、郵便局の窓口で実物を見せてチェックしてもらうとよいでしょう。
現金化したい場合は
郵便局では、はがきや切手を交換してもらえますが、買い取ってはくれません。どうしても現金化したい場合は、金券ショップなどで売却する方法もあるようです。1枚あたりの買い取り価格はかなり低くなりますが「切手もはがきも全く使わない」という人は検討してみてもよいかもしれません。
まとめ
古い未使用の年賀はがきは、通常のはがき、普通切手、レターパックなどに交換できます。古い額面の違うはがきでも、差額を支払うことで、現在も使えるはがきや普通切手などに変えることができます。古い年賀はがきを持っていても収納スペースを圧迫するだけなので、早めに通常はがきや切手、レターパックなど、使えるものに交換してもらいましょう。
出典
郵便局 書き損じはがき・切手の交換
郵便局 切手類の交換手数料
執筆者:橋本典子
特定社会保険労務士・FP1級技能士