更新日: 2024.02.14 その他暮らし

スーパーで見かけた「プラグインハイブリッド車の充電」ってどんなもの? 値段はいくらかかるの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

スーパーで見かけた「プラグインハイブリッド車の充電」ってどんなもの? 値段はいくらかかるの?
プラグインハイブリッド車は、ハイブリッド車よりも燃費が良く、購入時に補助金や減税の対象になることから、近年注目を集めている電動車の一つです。しかし、充電にどのくらい時間がかかるのか、外部に充電できる施設があるのかなど、疑問点も多いでしょう。
 
こちらでは、プラグインハイブリッド車の概要から充電にかかる時間と価格、充電できる場所、充電の種類などを紹介します。プラグインハイブリッド車の購入を検討している方で、基本情報を知りたい方はぜひ参考にしてください。
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プラグインハイブリッド車とは

プラグインハイブリッド車とは、充電スタンドや充電ステーションなどの外部から充電が可能なハイブリッド車をさします。ガソリンとモーターの両方を備えているため、モーターだけでも走行可能ですが、バッテリーの残量が少なくなってきたらエンジンに切り替えて走行が継続できます。そのため、長距離ドライブにも対応できる車といえるでしょう。
 

充電にかかる時間と値段

プラグインハイブリッド車の充電にかかる時間と値段は、メーカーや車種によって違いがあります。トヨタ公式のお問い合わせページでは、ゼロからフル充電するまでにかかる電気代の目安は200V充電で約459円、100V充電で約612円としています。
 
また、普通充電でゼロからフル充電するまでにかかる時間は以下の通りです。
 
表1

電圧 充電電流 所要時間
AC200V 16A 約5時間30分
AC100V 6A 約33時間

※トヨタ公式ホームページ「お問い合わせ・よくあるご質問」を基に筆者作成
 

充電ができる場所

プラグインハイブリッド車の充電ができる場所は、自宅や商業施設の駐車場、サービスエリアなどさまざまです。自宅で充電したい方は、専用の充電設備を用意する必要がありますが、充電設備の設置には費用がかかるので、車を購入する前にかかる費用を確認しておくといいでしょう。
 
現在では、利用できる施設や場所が増え、商業施設の駐車場、スーパーでも充電が可能になりました。高速道路にも充電設備が設置されたサービスエリアが増えてきており、バッテリー残量を気にして長距離利用を避けていた方でも安心できる環境の整備が進んでいます。買い物や休憩で寄ったタイミングに充電できる場所が増えたことで、利用のしやすさは向上してきています。
 

プラグインハイブリッド車の充電の種類

プラグインハイブリッド車の充電には、普通充電と急速充電の2種類があります。普通充電は時間がかかるので、一般的に自宅で使用するのに適している充電方法です。一方、急速充電は短時間で充電が可能なことから、出先でさっと充電したい場合に適しています。経済産業省・国土交通省「充電設備設置にあたってのガイドブック」を基にそれぞれの詳しい特徴を紹介します。
 

普通充電

普通充電では、100Vもしくは200Vの充電用コンセントや普通充電器を使用して充電を行います。自宅に充電器を設置したい場合は普通充電器が一般的で、フル充電まで時間はかかりますが、本体価格は数千円~数十万円と、急速充電よりもコストを抑えられるメリットがあります。
 

急速充電

急速充電では直流が採用されています。普通充電に使われている交流と異なり、直流は高出力かつ短時間で充電可能なので、主に高速道路のサービスエリアや自動車ディーラー、道の駅などの公共施設などに設置されています。
 
短い時間で充電が可能な分、本体価格は百万円以上と、普通充電よりも高めに設定されている点に注意が必要です。その分公共施設などでの利用料も普通充電のものと比べると高くなるといえるでしょう。
 

プラグインハイブリッド車はガソリンとモーターのいいところ取り

プラグインハイブリッド車は、電気を利用してモーター中心の走行を行いつつ、充電が減ってきたらガソリンに切り替えることで、長距離の走行を可能にします。
 
また、メインがモーターのためガソリンの消費量を抑えられるメリットもあります。充電スタンドや充電ステーションは高速道路のサービスエリアや商業施設の駐車場など、さまざまな場所に設置され始めています。
 
プラグインハイブリッド車は、たくさん車を使いたいけどガソリンを節約したい方や、アウトドアが趣味で電源設備として利用したい方におすすめです。
 

出典

トヨタ公式ホームページ お問い合わせ・よくあるご質問
経済産業省 国土交通省 電気自動車・プラグインハイブリッド自動車のための充電設備設置にあたってのガイドブック
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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