更新日: 2024.02.10 その他暮らし

【都内暮らしの落とし穴】「車代が浮く!」と思っていたら、「意外とかかる」電車代。地方暮らしと都内暮らしで交通費は違うもの?

【都内暮らしの落とし穴】「車代が浮く!」と思っていたら、「意外とかかる」電車代。地方暮らしと都内暮らしで交通費は違うもの?
地方から都内に出てくれば車代が浮くと思っていたものの、意外と電車代がかかることに驚いた経験がある人もいるのではないでしょうか。都内では、車に乗らなくてもあらゆる場所に移動しやすいものの、その分、電車代がかかる点に注意が必要です。
 
本記事では、首都圏と地方ではそれぞれ交通費がどのくらいかかるのかについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

首都圏と地方の交通費の違いは

首都圏と地方では、交通事情が大きく異なる点が特徴です。首都圏では、鉄道やバスなど、さまざまな種類の公共交通機関が機能しています。運行間隔も短く、少し待てば次の電車やバスに乗れる点も、地方の交通事情とは違うでしょう。
 
首都圏では車を所有していなくても、公共交通機関のみで移動をすることが可能です。都内で車を使う際、コインパーキングにとめると数千円かかる場所もあり、公共交通機関の運賃よりも費用が高くなる可能性も否めません。マンションなどに住む場合は、駐車場を借りると月に数万円かかることもあります。
 
首都圏でかかる交通費は、人によってさまざまなので一概にいうことはできません。しかし、ここでは一例として、月の定期代を1万5000円とすると、1年間の定期代は18万円になるでしょう。
 
一方、地方は首都圏のように公共交通機関が充実しておらず、運行間隔も1時間に1本という場合もあるなど、利便性が悪い点がデメリットといえるでしょう。そのため、地方で生活するためには車が欠かせません。車があれば好きなときにどこへでも行けます。駐車場代も多くかからない点も特筆すべきでしょう。
 
地方では、利便性の高さから、1人につき1台の車を所有しているというケースも少なくありません。マイカーを活用する際にかかる主な費用は、年間維持費です。一般社団法人日本自動車工業会が公表している「2019年度乗用車市場動向調査」を参考にすると、車の年間維持費に10〜30万円かけている人が52%いることが分かります。
 
もちろん、車の場合は車両購入費も必要になるため、公共交通機関のみを使用する場合と比べると、マイカーのほうがお金がかかると分かるでしょう。年間にかかる定期代と、車の維持費を比べても車のほうが高い費用が必要です。
 
上記を比較すると、地方のほうが交通費がかかると予想できます。ただし、通勤以外にも私用で出掛ける場合などを含むと、定期代以上に交通費はかかるため、どちらのほうが交通費が高くなるかは個人によって異なる点に留意しなくてはいけません。
 

首都圏と地方はそれぞれ交通費がかかる

首都圏と地方では、主に公共交通機関を使うのか、マイカーを使うのかによって、かかる費用が異なります。公共交通機関の定期代と車の維持費を比較すると、後者のほうが費用はかかりますが、状況などによっても異なるため、一概に言うことはできません。
 
都内も公共交通機関の費用は場合によって高くなるため、地方から都内に行けば交通費が安くなるとは言い切れない点に留意が必要です。
 

出典

一般社団法人日本自動車工業会 2019年度乗用車市場動向調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集