更新日: 2024.03.01 子育て
子どもが「フィギュアスケート」を習いたいと言っています。費用はどのくらいかかるのでしょうか?
そこで本記事では、フィギュアスケートを習う場合に、どのような費用がどのくらいかかるのかを、さまざまな教室やクラブなどの情報をもとにまとめました。ぜひ参考にして、フィギュアスケートの実際の費用感をイメージしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
スポーツ系の習い事の費用の平均額と傾向
まずは、スポーツ系の習い事全般にかかる費用の平均額を見てみましょう。文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」の結果によると、学校外活動費のうちスポーツ・レクリエーション活動の学年別の平均費用は、それぞれ図表1のとおりです。
【図表1】
学年 | 公立 | 私立 |
---|---|---|
幼稚園平均 | 2万4765円 | 4万6424円 |
3歳 | 1万4172円 | 2万5712円 |
4歳 | 2万3978円 | 5万1160円 |
5歳 | 3万370円 | 6万114円 |
小学校平均 | 5万6751円 | 8万7705円 |
1年 | 5万5949円 | 10万2720円 |
2年 | 5万9106円 | 10万6007円 |
3年 | 6万3289円 | 9万8881円 |
4年 | 6万65円 | 8万5905円 |
5年 | 5万4765円 | 6万9219円 |
6年 | 4万7684円 | 6万2267円 |
中学校平均 | 3万247円 | 2万8795円 |
1年 | 4万3452円 | 2万6998円 |
2年 | 2万6976円 | 3万141円 |
3年 | 2万427円 | 2万9266円 |
高校平均 | 6778円 | 1万2956円 |
1年 | 6566円 | 1万7366円 |
2年 | 7969円 | 1万264円 |
3年 | 5809円 | 1万1112円 |
文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より筆者作成
スポーツ・レクリエーション活動にかける費用のピークは、公立学校、私立学校のいずれも小学校のときです。学年別の平均額を見ると、公立学校では小学3年生の月額約6万3000円、私立学校では小学2年生の約10万6000円が最も高くなっています。
フィギュアスケートを習うにはどのような費用がかかる?
フィギュアスケートを習うのに必要な費用として、一般的には次のようなものが挙げられます。
・スケート教室の月謝
・スケート靴の購入費用
・衣装代
・送迎費用
どのような教室に通うかにもよりますが、初心者や習い事としてのスケート教室の月謝は月4回で5000~1万円程度、個人レッスンを受けたい場合のレッスン費は30分2500~5000円程度と見積もっておくとよいでしょう。
スケート靴の購入費用は、靴の種類やグレードによって、2万円台から10万円以上するほどのものまでさまざまです。衣装代は手作りで済ませるなら3~4万円程度で済みますが、プロに注文するともっと高額になると考えられます。
道具の購入代金などをトータルすれば一時的には10~15万円以上の出費になる可能性がありますが、ユニホームや道具が必要なのはどのスポーツにもいえることです。軽い趣味や習い事程度であれば、野球など道具が必要なほかのスポーツ系の習い事と比べて、著しく費用がかかるとまではいえないでしょう。
大会出場やプロを目指す場合の費用は高くなる
フィギュアスケートは軽い趣味として楽しむのではなく、大会出場やプロとして活躍できるレベルを目指すとなると、必要な費用は高くなります。
まず、クラブへの所属や個人的なインストラクターへの師事が必要となります。インストラクターの個人レッスンは、30分5000円程度が相場と考えましょう。週に2時間レッスンを受ければ、それだけで毎週2万円が必要です。また、教室も貸切レッスンなどが必要になり、回数にもよりますが月謝は1~3万円程度高くなります。
また、振付費用や合宿・遠征の費用などもかかるようになり、年間100~200万円以上の費用が必要になるケースもあります。
フィギュアスケートを習う目標を決めて必要な費用を計算してみよう
フィギュアスケートは趣味の習い事として楽しむ程度であれば、著しく高額な費用がかかるスポーツではありません。道具は高価ですが、どんなスポーツを始めるときにもかかる程度のコストで十分スタートできるスポーツです。
しかし、真剣にプロを目指すことを目標にする場合は、レッスン費用も高額になり、遠征などの費用も必要になるため、年間100万円単位の費用がかかることもあります。子ども自身がどのようなスタンスでフィギュアスケートを習いたいのかを聞いてみて、環境を整えるのに必要な費用を計算してみましょう。
出典
文部科学省 結果の概要-令和3年度子供の学習費調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー