更新日: 2024.03.05 その他暮らし
私の友人の多くは「整形」しています。私も施術したいですが、「施術失敗」を考えると不安です。やり直し費用は負担してもらえるのでしょうか…。
そこで、この記事では整形に失敗した場合の一般的なやり直しや返金の対応について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
そもそも整形に失敗することはあるの?
美容医療はCMや広告などで見かける機会も多く、身近に感じる人もいるかもしれません。実際に整形をする場合、失敗する可能性はあるのでしょうか。残念ながら、美容整形手術は必ずしも成功するとは限りません。事実、国民生活センターが平成29年に発表した資料によれば、美容医療の施術により危害を受けたという相談は、相談全体の21~25%を占めています。
どれだけ慎重になって評判のよいクリニックを選び、カウンセリングを重ねたうえで施術を受けても、失敗がないとは言い切れないのです。整形をした結果、仕上がりに満足できず悩む人も少なからずいます。
例えば、美容整形の施術による失敗は「二重まぶたの手術を受けたが理想よりも二重幅が広くなった」「二重まぶたの手術を受けたのに片側だけが二重になった」「ボトックス注射を受けたが額の腫れが引かない」などのケースが挙げられます。
そのほかにも、さまざまな失敗やトラブルの例があるため、リスクを加味したうえで施術を受けるか決めることが重要です。
もしも整形に失敗した場合に返金ややり直しはしてもらえる?
万が一整形に失敗した場合、返金ややり直しなどの対応はしてもらえるのでしょうか。対応はクリニックにより異なるため一概にはいえませんが、クリニック側の明らかなミスにより大きなトラブルの発生が認められる場合は、返金・やり直しなどに対応するケースが一般的です。
例えば、目の整形で二重手術をした場合に二重が戻ったりラインが薄くなったりしたと認められた場合、再施術を行うクリニックもあります。ほかにも、鼻にシリコンを入れた際に細菌感染が起こり、腫れた場合などは無料修正対応を行うクリニックもあるようです。
ただし、返金・再施術などは多くの場合、医師の診察のもと必要と判断された場合のみの対応となります。特に、返金対応となるケースは少ないため、過度な期待はしないほうが無難です。また、再施術が可能でも、対応となる範囲は各クリニックによって異なる点に注意しましょう。
整形に失敗しないためのポイント
後悔しないためにも、整形の前に十分な対策を考える必要があります。そこで、ここでは整形に失敗しないためのポイントをいくつか紹介します。
・カウンセリングでなりたいイメージを明確に伝える
整形をする際は、しっかりカウンセリングを重ねることが重要です。整形は技術的な失敗だけとは限りません。施術を受ける側と医師側の情報共有がうまくいっていないと、満足のいかない仕上がりになる可能性もあります。
お互い明確にイメージを共有できるよう、自分の理想に近い画像や写真を用意して説明するなどの工夫を行いましょう。納得のいくまで徹底的にシミュレーションすることで、イメージ違いによる失敗リスクを下げられます。
・アフターケアや保障内容をチェックする
クリニックにより、アフターケアや保証の内容はそれぞれ異なります。万が一の事態を想定し、整形前にしっかりと保証内容を確認することがおすすめです。また、永久保証や1年保証など、保証期間が設けられているケースが多くみられます。保証内容とあわせて、期間もチェックしておきましょう。
アフターケアなどの対応をチェックして慎重にクリニックを選ぼう
整形は必ずしも成功するとは言い切れません。施術後、仕上がりに満足していきいきと過ごせるケースもあれば、思い通りにいかず後悔してしまうケースもあります。リスクを踏まえたうえで、整形をするか慎重に決めることが大切です。また、整形する場合は各クリニックの評判はもちろん、万が一の事態を想定してアフターケアや保障内容をきちんと確認しておきましょう。
出典
独立行政法人 国民生活センター 美容医療でクーリング・オフが可能なケースも!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー