いつが見頃? 今度の休みはお得な切符で秋を探しに紅葉ツアーにでかける!
配信日: 2018.10.30 更新日: 2019.01.10
今回は、お得なきっぷを利用しながら楽しめる「紅葉狩りツアー」をご紹介いたします。
人気の紅葉スポットは? 見ごろはいつ?
まずは全国で人気の紅葉スポットを見ていきましょう。
株式会社エイチーム引越し侍が、同社が運営する引越し比較サイト「引越し侍」のユーザーにアンケートを実施。調査により、このような結果が発表されました。
「紅葉狩りにおすすめの都道府県」
1位 京都府 218人
2位 栃木県 90人
3位 愛知県 69人
さすが京都。一番人気ですね。歴史ある神社仏閣と紅葉の風景には、なんともいえぬ風情を感じます。四季によって姿の変わる京都の街には、季節ごとに訪れたい魅力がありますね。そして、栃木県といえばやはり日光東照宮も定番の観光地。東京の北側に位置するスポットとしても訪れやすいのかもしれません。
3位の愛知県は、香嵐渓や岩屋堂公園などが有名ですね。
また、日本気象協会の調査によると、2018年の紅葉(カエデ)の見ごろは以下のようになっているそうです。「せっかく出掛けたのに全然赤くない!」なんてことがないように、あらかじめ紅葉の時期を確認しておきましょう。
札幌 10月下旬
宇都宮 11月下旬
東京 11月下旬
名古屋 11月下旬
大坂 11月下旬
福岡 12月上旬
※これらはあくまで予想です。お出掛け前には気象予報サイトなどで確認しておくようにしましょう。
紅葉狩りもお得に楽しもう!
場所と日程が決まったら、今度は交通費の計算です。全国にこれだけ魅力的なスポットがあるのですから、旅費はリーズナブルにおさえつつ、浮いたお金でさらに楽しみたいですよね。
そこで紅葉の時期に利用できるお得なきっぷを調べてみました。
「まるごと日光 東武フリーパス」
浅草~日光地区の鉄道、バスが乗り降り自由になるきっぷです。有効期間が4日間もあるうえに、日光自然博物館や明智平ロープウェイなどの観光施設、一部のレストランや売店が割引になるという優れもの。
通年で販売されており、11月利用の料金は浅草―日光地区で大人4520円、小児2280円。2018年10月現在、休日に東武伊勢崎線特急リバティけごんを利用して浅草駅―東武日光駅間を移動した場合の料金は往復で5600円ですので、「まるごと日光 東部フリーパス」を利用した方が1000円以上もお得ということが分かりました。
こちらは東武線各駅の駅窓口や東武線主要駅、各旅行会社などで購入が可能です。
「愛知DCフリーきっぷ」
2018年9月30日に新発売となったきっぷです。これまで土曜・日曜・休日など特定の日に限り名古屋市営地下鉄・バス全線が乗り降り自由となる「ドニチエコきっぷ」や、名古屋市営地下鉄・バス全線がフリーになる「バス・地下鉄全線一日乗車券」が販売されていました。
しかし、この「愛知DCフリーきっぷ」は愛知県内の全ての鉄道路線と、主な観光地へアクセスする一部のバス路線が2日間乗り放題になるきっぷなのです。
購入するには条件があり、「対象期間に、愛知県外の駅(静岡駅以東もしくは京都駅以西)から愛知県内の駅(名古屋駅・三河安城駅・豊橋駅)までエクスプレス予約の早特商品を利用された方」となっています。
「エクスプレス予約」は東海道・山陽新幹線の指定席を利用できる会員制のネット予約サービス。年会費1080円がかかりますが、早特商品「EX早特21」の利用も可能です。「EX早特21」は現在、期間限定の特別価格で発売されており、21日前に予約をすると東京・品川―名古屋間が7800円と、通常価格より3290円もお得になるそうです。
愛知DCきっぷは大人4000円、小児2000円。早特で浮いたお金でお子さんの分は相殺できてしまいます。すでに今秋に名古屋旅行を計画していた人には朗報と言えるでしょう。
エクスプレス予約は利用しない、名古屋に滞在するのは一日という場合でも、前述の「ドニチエコきっぷ」は大人600円、小児300円。「バス・地下鉄全線一日乗車券」は大人850円、小児430円と、どれも1000円以下で購入できます。名古屋の地下鉄は対キロ区間制なので、広範囲に移動すればするほどお得になります。
全国の鉄道・バス会社では、必ずと言っていいほど一日乗車券などのお得なきっぷを販売しています。たとえ数百円でもお金が浮かせられるなら、利用しない手はないでしょう。旅行会社経由で買えるきっぷなら旅行会社のポイントも貯められることもあるので、一石二鳥かもしれませんね。
あとから知って後悔した、なんてことのないように秋の旅も全力で楽しんでいきましょう!
Text:畑 美雪(はた みゆき)
フリーランス・ライター