2024年春に「Tポイントがなくなる」と聞きました…「10万円分」ためていたのですが、口座への引継ぎが必要でしょうか？

長年、幅広い世代から愛用されているTポイントですが、2024年春に終了すると発表されました。「今までコツコツためていたTポイントはどうなるの？」と、不安になる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、Tポイントが終了すると、今までためたポイントはどうなるのかについてと、新しいVポイントの特徴について解説します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

▼

1 Tポイントはいつ終了するの？
2 Tポイントが終了するとためたポイントはどうなるの？
3 各種ポイントカードの有効期限に注意が必要
4 Tポイント終了後も、今までためたポイントはそのまま使える

Tポイントはいつ終了するの？

2024年4月22日から、CCCMKホールディングス株式会社の「Tポイント」と三井住友カード株式会社の「Vポイント」が統合されて、新しく青色と黄色の「Vポイント」が開始される予定です。「Tポイント」の名称はなくなりますが、新しい「Vポイント」のロゴは、Tポイントの青色と黄色が引き継がれています。

Tポイントは、全国のお店やインターネットでたまる共通ポイントです。たまったポイントは、提携先のお店で使えます。

一方Vポイントは、三井住友カードの利用合計金額に応じてもらえるポイントで、買い物やカード料金への充当のほかに、他社へのポイント移行などが可能です。

Tポイントが終了するとためたポイントはどうなるの？

TポイントとVポイントが統合されても、今までためていたTポイントは、移行手続きなどは不要で、そのまま継続して使用できます。

現在お持ちのTカードは、4月以降もそのまま使用できます。Tポイントアプリは、4月22日（予定）以降にアプリをアップデートすると、Vポイントアプリに自動的に変更されます。ポイントの価値も1ポイント＝1円であり、今までと変わりありません。

そのため、ためていた10万円ほどのポイントは、今まで通りに、買い物や食事などで使うことが可能です。ただし、ポイントには有効期限（最終利用日から1年後）があるため、その点には注意が必要です。

各種ポイントカードの有効期限に注意が必要

Tポイントに限らず、ポイントカードを利用するうえで注意しなくてはならない点が有効期限です。ポイントは、1日でも有効期限を過ぎると、基本的には使用できません。主なポイントカードの有効期限は、以下の通りです。

・dポイント：獲得から48ヶ月後の月末
・Pontaポイント：最後にポイントが加算・利用された日から1年間
・楽天ポイント：最後にポイントを獲得した月を含めた1年間

ただし、それぞれ、キャンペーンによる期間限定ポイントが発行される場合などもあります。規約やポイントのマイページを確認して、ポイントが消失しないように注意しましょう。期限の近いポイントは、消失する前に商品購入の際に使用したり、ほかのポイントに交換したりするなどの対処法が考えられます。

Tポイント終了後も、今までためたポイントはそのまま使える

2024年4月22日から、Tポイントは新しい「Vポイント」になります。コツコツためてきたTポイントは、引き継ぎなどの手続きは不要で、今までと変わりなく利用が可能です。ポイントをそのまま買い物や食事に使えるため、口座への引き継ぎは必要ありません。

これまでよりもTポイントが使える場所が増えるため、さらに利用しやすくなるのではないでしょうか。