更新日: 2024.03.21 その他暮らし

30年間コレクションしてきた50円玉が「5000枚」になりました。 「手数料」を考えたら、銀行に預けないほうがよいでしょうか?

30年間コレクションしてきた50円玉が「5000枚」になりました。 「手数料」を考えたら、銀行に預けないほうがよいでしょうか?
いつでも気軽にはじめられるのが、タンス預金や貯金箱などを使用した貯金方法です。ただ、小銭であるだけに、まとまった金額になったときにどのように使用するのか、悩んでしまうのではないでしょうか。今回は仮に50円玉を5000枚貯めた場合を例に、すべてを銀行に預けるほうがよいのか、預けずに使用するほうがよいのかについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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銀行の窓口では1日で預けられる上限額がある

50円玉が5000枚で25万円分になります。生活状況にもよりますが、それだけ高額なお金があれば1ヶ月分の生活費などを賄うことも可能です。
 
ただ、お札で用意しているわけではないため、使用する際には50円玉をレジで大量に出さなければなりません。購入金額によっては、レジで50円玉を確認してもらうだけでも時間がかかってしまいます。少額ずつ使用するか、ほかのお客がいない時間帯に行くなどの工夫が必要です。
 
・硬貨5000枚を入金する際にかかる手数料
 
銀行に硬貨を預ける場合、100枚以下や300枚以下など決められた枚数までであれば、手数料が無料になっている銀行が多いです。ただ、101枚以上になると、枚数によって手数料が500円以上かかります。
 
例えば、みずほ銀行の窓口では、1001枚以上預ける場合の手数料は「1980円+(500枚ごとに660円が加算)」です。今回の例では50円玉が5000枚ありますので、手数料だけでも7260円かかります。そのため、「25万円-7260円=24万2740円」が貯金できる金額です。
 
三井住友銀行の窓口で預ける場合は1001枚以上預ける際、500枚ごとに550円かかります。5000枚預ける場合は5500円の手数料が必要です。このように銀行によって手数料が異なりますが、5000枚を一度に預けるには数千円単位の手数料が必要と考えておかなければなりません。
 
また、手数料を節約するために午前と午後に分けて預けたり、手数料がかからない枚数分ずつ伝票を分けて預けたりした場合でも、1日に預ける合計枚数で手数料が算出されるため、注意が必要です。
 
・ATMでの手数料は無料のケースが多い
 
枚数が多いだけに、窓口で預けたいと考える人もいるのではないでしょうか。窓口で預ければ銀行側で枚数を確認し、5000枚もの枚数でもスムーズに預けられます。ただ、窓口では数千円の手数料がかかるため、ATMで預けるのもひとつの方法です。銀行内にあるATMであれば手数料が無料の場合が多く、25万円全額を入金できます。
 
ただ、ATMは、5000枚の硬貨を入金するのに時間がかかるのが問題点です。ほかの利用者もいるため、人がいない時間帯に足を運ぶ、もしくは数日に分けて入金するなど方法を考える必要があるでしょう。銀行外にあるATMでは紙幣のみ取り扱っているケースが多く、硬貨を入金できるものは一部のみなのであらかじめ確認するようにしましょう。
 

ATMで入金すれば手数料を節約できる

50円玉5000枚を銀行の窓口で預ける場合は1日に預けた合計枚数で手数料が算出され、5000枚預ける場合は5000円以上かかるケースが多いです。銀行内にあるATMであれば手数料がかかりません。
 
ただ、すべてを入金する場合、時間がかかってしまうこと、銀行外にあるATMで硬貨を取り扱っているのが一部のみであることなど注意点もあります。それぞれメリット・デメリットがあるので、優先順位を考慮して選択しましょう。
 

出典

三井住友銀行 よくあるご質問 Q【手数料】硬貨をATMや窓口で入金するときに、手数料は必要ですか?
みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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