更新日: 2024.04.26 その他暮らし

初任給で親にプレゼントしたいと考えていますが、相場はどのくらいでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

初任給で親にプレゼントしたいと考えていますが、相場はどのくらいでしょうか?
大学や短大、専修学校、高等学校などを卒業した後に就職し、最初にもらう給料が初任給です。学生の頃は親に学費を出してもらったり、小遣いをもらったりしていたからこそ、これまでお世話になった家族に初任給でプレゼントを購入したいと考える人もいるのではないでしょうか。
 
しかし、プレゼントをするといっても何を贈ればよいか分からない人もいることでしょう。
 
本記事では、初任給の平均額がどのくらいなのか、初任給でプレゼントを贈る人の割合などについて解説します。その他にも記事内では、初任給でどんなものをプレゼントしているのかをまとめているので、参考にしてみてください。
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初任給とは新入社員が初めてもらう給料

初任給とは、新入社員になって初めてもらう給料のことです。基本給という諸手当を含まない基本的な給料に加えて、残業手当や通勤手当、住宅手当、職務手当、家族手当といった各種手当が含まれています。初任給をもらうのは人生で一度きりとなるため、有意義な使い方をしたいところです。

 

初任給の平均額はどのくらい?

東京労働局の「令和5年3月 新規学校卒業者の求人初任給調査結果」では、学歴別の初任給を以下のように伝えています。
 

・高校:18万3300円
・専修学校:20万円
・短大:20万円
・大学:21万2500円

 
なお、前年度の同調査と比べて大学卒は1.2%、高校は1.8%増加、専修学校と短大は昨年と違いがないとのことです。

 

産業別・職業別で金額に違いがある

初任給のうち、産業別・職業別によっても金額に違いがあります。同調査では、産業別でもっとも初任給が高いのは金融業・保険業の23万円、次に建設業の22万5000円でした。
 
職業別では専門・技術の21万7000円がもっとも高く、次に高いのは販売の21万5000円とのことです。それに対し、初任給が低いのは、産業別では医療・福祉の20万2900 円、職業別では事務の21万円でした。

 

74.1%が初任給でプレゼントを贈っている

BECOS Journalが行った「初任給のプレゼントに関する調査」によると、320人のうち、74.1%が初任給でプレゼントを贈ったと回答しています。年代別の結果を見ても、20代が73.3%、30代が72.6%、40代が78.5%というように、すべての年代において7割を超えているとのことです。
 
また、初任給でプレゼントを贈った相手を両親とする人がほとんどで、その他に少数ではあるものの、祖父母や兄弟姉妹といった回答も見られました。

 

金額相場は5000~2万円

同調査によると、初任給のプレゼントの金額相場は5000〜2万円とのことです。5000〜1万円または1〜2万円でプレゼントを贈った人が多く、2000円以下や3万円以上といった回答も一定数存在しました。
 
ただし、一人暮らしをしているなどでプレゼントを贈るような金銭的余裕がない新入社員もいることでしょう。必ずしも初任給でプレゼントを購入して贈らなければならないわけではありません。金額相場である5000〜2万円を用意できない場合は、手紙やメッセージカードに感謝の気持ちを記して渡すのも方法の一つです。

 

食事をプレゼントするのが定番

同調査では「初任給のプレゼントは何が人気?」というアンケートを行っており、圧倒的に多かったのが食事でした。両親を食事に誘って好きなものを注文してもらった、お寿司をご馳走したなどの体験談も紹介されています。
 
食事の次に人気なのはファッションアイテムや食べ物です。実家に帰省した際に母親のバッグを買ってあげた、フルーツが好きな母にメロンを贈ったという体験談も見られました。

 

無理のない範囲内で親へのプレゼントを考えよう

初任給をもらったら親や祖父母にプレゼントしている人は多くいます。決して高額なものを選ぶ必要はありませんが、これまでの感謝の気持ちを伝えるために、プレゼントを贈る機会を設けてみるとよいでしょう。
 
なお、プレゼントを用意するだけの十分なお金がない場合、無理をする必要はありません。手紙やメッセージカードを書いて渡したり、感謝の言葉をかけたりするだけでも、その思いは相手に対して十分に伝わります。

 

出典

東京労働局 令和5年3月 新規学校卒業者の求人初任給調査結果
BECOS Journal 初任給のプレゼントに関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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