更新日: 2024.05.08 その他暮らし

ベランダの「洗濯物」が雨でびしょ濡れ! 放っておけば乾くけど、もう一度洗濯し直すべき? そのまま干しておくほうがコスパはいいの?

ベランダの「洗濯物」が雨でびしょ濡れ! 放っておけば乾くけど、もう一度洗濯し直すべき? そのまま干しておくほうがコスパはいいの?
突然の雨でベランダの洗濯物がびしょ濡れに……こんな経験、ありませんか? そんな時、「そのまま干して乾かしても大丈夫? それとも、もう一度洗濯するべき?」と悩む人も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、雨で濡れた洗濯物をどう扱うべきか、時間やコストの観点からも分析し、洗い直すべき理由と効率的な方法を詳しく解説します。さらに、忙しいときにも役立つ、早く乾かすコツもお伝えします。記事を最後まで読めば、雨の日の洗濯にももう困らない! ぜひ最後までお読みください。
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雨で濡れた洗濯物は洗い直す? 洗い直す人・そのままの人の割合を紹介

外出中に雨に降られ、ベランダに干していた洗濯物がびしょ濡れになることは珍しくありません。ウェザーニュースのアンケートによると、33%の人が「ビショ濡れなら洗う」と回答し、32%が「必ず洗い直す」と答えています。
 
「湿っていたら洗う」との回答が22%で、残りの13%は「洗い直さない」と答えています。男性は女性に比べて洗い直さない傾向がありますが、雨に濡れた洗濯物をどのように扱うかは個人の判断に大きく左右されることが分かります。
 

雨に濡れた洗濯物を洗い直す理由

雨に濡れた洗濯物を洗い直す理由は、一見すると面倒に思えるかもしれませんが、衛生面と衣類のケアを考慮すると重要です。雨水というのは、単なる水ではありません。
 
大気中を漂うチリやホコリ、排気ガスの微粒子、さらには花粉や微生物なども含んでいます。これらは、雨粒と一緒に洗濯物に付着し、見た目には汚れていないように見えても、衣類に微細な汚れとして残ります。
 
また、雨に濡れた洗濯物は、ただでさえ湿度が高い状態になっています。特に温度が高い時期には、洗濯物が乾く前に雑菌が繁殖しやすい環境となり、生乾きの嫌な臭いやカビの原因にもなります。特に日中の気温が高い季節は、湿った洗濯物は雑菌の温床になりやすいのです。洗濯物を再び洗うことで、これらの汚れや雑菌を効果的に取り除くことができます。
 
さらに、雨に含まれる酸性成分が衣類の繊維を傷めることもあります。特に、酸性雨の影響を受けやすい地域では、繊維が弱って色褪せや劣化が早まる恐れもあるため、洗い直しによってこれらのリスクを最小限に抑えることができるのです。
 

洗い直す場合のコストや時間はどれぐらい?

経済的観点から見ると、洗い直すことはそれほど負担になりません。例えば縦型洗濯機を使った場合、1回の洗濯にかかる電気代と水道代は合わせて約28円程度です。ドラム式洗濯機であればさらに低コストで、約21円です。洗濯乾燥機を使用した場合のコストも100円未満であることが多いです。
 
時間面においても、「すすぎ1回」や「お急ぎコース」ならば、洗濯から脱水までのプロセスが大幅に短縮され、おおよそ30分程度で完了します。その後の部屋干しする時間を加えても1時間程です。
 
このように、洗い直しにかかるコストも時間もそれほど多くはなく、忙しい日常生活の中でも容易に取り組めます。さらに重要なのは、このわずかな時間とコストで、洗濯物の衛生状態を大きく改善できる点です。雑菌や臭いが気になる場合は、少しの手間と時間をかけて洗い直すことで、これらの問題を効果的に解決できます。
 

雨で濡れた洗濯物の対処方法について

雨で濡れた洗濯物の対処方法には、いくつかのポイントがあります。ここでは洗い直し方と乾燥について、順番に解説します。
 

【すすぎ1回でも充分!】洗い直し方を紹介

全ての衣類を普通コースで洗う必要はありません。大半の場合、雨による汚れはそれほど重度ではないため、洗濯機の「すすぎ1回」コースや「お急ぎコース」で十分対応可能です。このプロセスでは、洗剤の使用量も通常より少なくて済みますし、時間と水の節約にもなります。使用する洗剤は、すすぎ1回に対応している抗菌タイプなどを選ぶとより効果的でしょう。
 

とにかく早く乾かすべし! 部屋干しのポイントを解説

雨がやんでいなければ、洗い直した後の乾燥は部屋干しが一般的ですが、乾かすスピードを上げるためにはいくつかの工夫が必要です。まず、洗濯物同士が触れ合わないように十分な間隔を空けて干しましょう。これにより、空気の流れが良くなり、速く乾燥します。
 
エアコンのドライ機能や除湿機を使用することで、室内の湿度を下げて乾燥を促進することもできます。また、扇風機やサーキュレーターを使用して空気を循環させるのも有効です。
 
さらに、部屋干しで特に注意が必要なのが、洗濯物の臭いです。雨に濡れて洗い直した衣類は、生乾きの臭いが発生しやすいため、速やかに乾燥させることが重要です。洗濯物が早く乾くように、風通しの良い場所を選んで干しましょう。また、梅雨時期など湿度が高い日には、部屋干し専用の消臭剤を使用するのも効果的です。
 

時間もお金もそれほどかからないので洗い直しがおすすめ

洗濯物が雨で濡れてしまった場合、洗い直すことで汚れや雑菌を効果的に取り除くことができます。コストもさほどかからず、すすぎ1回コースなら時間も節約できます。
 
生乾きの嫌な臭いやカビの原因にもなってしまうため、部屋干しの際は本記事で紹介したテクニックを駆使して早く乾かしましょう。雨の日の洗濯も上手にこなすことで、快適な日々を過ごすことができます。
 

出典

ウェザーニュース 秋の天気急変で雨に濡れた洗濯物、洗い直すべき? そのまま乾かしてOK?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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