更新日: 2024.05.07 その他暮らし
サンドイッチを「ジップロック」に入れるのってダメですか? 同僚に「もったいなくない?」と言われたのですが、お弁当箱よりも楽でコスパはいいですよね?
しかし、「弁当箱のほうがコストパフォーマンスがよい」と思う方も多いでしょう。そこで今回は、袋タイプのジップロックを使った場合のコストパフォーマンスについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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毎回ジップロックを使い捨てるならコスパは低い
ジップロックは市販のポリ袋やナイロン袋より材質がしっかりしているため、価格が高い傾向にあります。そのため、簡易的な袋より1枚あたりのコストは高いといえるでしょう。
その代わり、ジップロックは洗って再利用できます。基本は使い捨てするものといわれますが、袋が丈夫なため再利用が可能です。
1枚で何回使うかは個人の許容範囲によりますが、1回で使い捨てる場合と洗って再利用するケースで、コストが大きく異なります。
ジップロック1枚あたりのコスト
ジップロックにはLサイズとMサイズがあり、同一メーカーでもそれぞれ単価が異なります。ジップロックにはSサイズも存在しますが、サンドイッチを入れるのは難しいことが想定されるため、今回は計算に含めていません。
一般的にジップロックの価格は、Lサイズ30枚入り、Mサイズ45枚入りでおよそ550円です。1枚に換算すると、Lサイズがおよそ18円、Mサイズでおよそ12円です。
LサイズとMサイズで1.5倍の価格差があるため、コストを気にして使うならMサイズのほうがよいでしょう。
洗って再利用する場合のコスト
次は再利用回数ごとのコストを計算しましょう。図表1は、ジップロック1枚を洗って再利用した場合の推定コストです。
図表1
Lサイズ(推定コスト) | Mサイズ(推定コスト) | |
---|---|---|
1回使い捨て | 18円 | 12円 |
2回で捨てる | 9円 | 6円 |
3回で捨てる | 6円 | 4円 |
4回で捨てる | 4.5円 | 3円 |
5回で捨てる | 3.6円 | 2.4円 |
筆者作成
回数が多いほどコストは下がりますが、下げ幅は小さくなっていることがわかります。1回使い捨てを2回にすれば単純にコストを1/2にできますが、4回を5回にしても4/5しか節約効果がありません。耐久面や衛生面も考慮すると、回数を増やし過ぎるのは得策といえないでしょう。
弁当箱を使うメリット
弁当箱は、安いものなら1つ100円程度で入手できます。1度買えば数年は使えるため、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。ジップロックは1枚でおよそ12~18円のコストがかかるため、コスト面を考慮するなら弁当箱のほうが優秀です。
洗って乾かせば衛生的
弁当箱のメリットは、繰り返し使い続けられる点です。自宅に帰ってから洗って乾かせば、長い間使い続けられます。
学生時代には、ずっと同じ弁当箱を使っていた方も多いことでしょう。仮に100円の弁当箱を中学から高校の6年間にわたって使い続けた場合、1回ごとのコストは1円もかかりません。1000円ほどの弁当箱でも、同等の結果が得られるでしょう。長期的に繰り返し使えて、単価が安い点から、弁当箱は優秀といえます。
腐らせないよう工夫できる
例えば、ヒノキやスギの木板で作られる「曲げわっぱ」の弁当箱は、食材の保存性を高める効果があります。また菌の繁殖を抑える抗菌シートを使えば、食材が腐りやすい夏場でも安心でしょう。そのため、弁当箱は食品の保存性にも優れています。
基本は弁当箱のほうが高コストパフォーマンス
袋タイプのジップロックと弁当箱を比べた場合、基本的にコストパフォーマンスが高いのは弁当箱です。ジップロックも繰り返し使えばコストを減らせますが、洗う手間を考慮するなら、長期的に使える弁当箱のほうが優れているといえるでしょう。
しかし、ジップロックは使い捨てできる分、常にキレイな状態で使えるメリットがあります。1回ごとに使い捨てるなら、手洗いする手間もかかりません。ジップロックと弁当箱で迷う場合、コストと手間、どちらを優先するかで決めるとよいでしょう。
出典
旭化成ホームプロダクツ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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