更新日: 2019.01.07 その他暮らし

11月11日は「ひとり旅の日」って知ってました? ミドルやシニアの旅行事情と予算とはいくらなのか

11月11日は「ひとり旅の日」って知ってました? ミドルやシニアの旅行事情と予算とはいくらなのか
去る11月11日は、中国で恒例となっている“独身の日”でした。独身の人たちを中心にネットショッピングが盛んになる1日で、配送業者が奔走する様子などがテレビのニュースでも流れていましたね。
 
そんな11月11日ですが、旅行会社のクラブツーリズム株式会社が「ひとり旅の日」と制定したそうです。
 
クラブツーリズムによると、ひとり時間が充実している人は、QOL(クオリティオブライフ)が高いのだとか。
 
同社が40代〜60代の男女を対象に「おひとりさま」の過ごし方をテーマにした意識調査の結果(※1)を紐解いていきましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

自分のためだけにお金と時間をかけるとQOLが向上する!

【ここ5年で、自分の好きなこと・やりたいことができる時間が増えたか】

・あてはまる      18.5%
・ややあてはまる    26.2%
・どちらともいえない  28.1%
・あまりあてはまらない 14.1%
・あてはまらない    13.1%
 
あてはまる・ややあてはまる人を合計すると、44.7%の人が「自分の好きなこと・やりたいことができる時間が増えた」と回答しています。実はこれ、ひとり旅経験者に限ると53.8%という割合になるのです。
 

【ここ5年で「自分ひとりの時間を充実させたい」と思うようになったか】

・あてはまる      20.6%
・ややあてはまる    34.5%
・どちらともいえない  29.4%
・あまりあてはまらない  8.5%
・あてはまらない     7.0%
 
あてはまる・ややあてはまる人を合計すると、55.1%の人が「『自分ひとりの時間を充実させたい』と思うようになった」と回答しています。こちらも上と同様に、ひとり旅経験者に限ると65.8%という割合に。
 
この結果を見ると、ひとり旅経験者はQOLが高い人が多く、さらにひとりの時間を大切にしたいと傾向が見えそうです。
 

男女でこんなに違う!ひとり旅に求めるものとは

では、そんなひとり旅経験者たちは、ひとり旅にどのような魅力や目的を持っているのでしょうか。
 

【ひとり旅をして得られる価値とは?】※ひとり旅経験者400名に聞く

 
<女性>
1位:視野を広げる     44.5%
2位:自信をつける     37.0%
3位:好きなことを見つける 26.5%
 
<男性>
1位:視野を広げる     36.5%
2位:旅先での新たな出会い 35.5%
3位:趣味を深める、極める 30.0%
 
男女で1位は同じものの、ほかが大きく分かれたのが興味深いですね。「自信をつける」については、女性が37.0%のところ、男性は18.0%。「旅先での新たな出会い」については、男性が35.5%のところ、女性は22.5%。
 
女性はひとり旅で自分に自信をつけ、なにか好きなことを見つけるなど、新しい自分に生まれ変わりたいといった期待があるようです。いっぽうで男性は、自分の趣味をより極めたり、新しい出会いを見つけたりといった期待があるようですね。
 
男女の価値観や考え方の違いが浮き彫りになる、面白い結果となりました。
 

それでは旅行にかけるお金は一人あたりどのくらい?

先の調査対象は40代〜60代の男女が対象でした。おそらく、ある程度時間に余裕が出てきた世代ではないかと思われます。そんな世代は旅行にどれくらいの予算を見込んでいるのでしょうか?
 
こちらはシニア世代が対象であり、「ひとり旅」に限定しての調査ではないのですが、大和ネクスト銀行が調べたシニアの旅行に対する意識や実態に関する調査結果(※2)を参考にしてみましょう。
 

【この春の旅行の予算は、一人あたり、おおよそいくらか】

1位:3万円〜5万円未満  34.4%
2位:1万円〜3万円未満  27.3%
3位:5万円〜10万円未満 22.4%
 
平均としては、「一人あたり6万4007円」という結果に。そこまでプチプラな旅でもなく、豪華絢爛な旅でもなく、気軽に行けるけれどある程度しっかりした旅を楽しみたいという気持ちが読み取れます。
 

【シニアライフで旅行を満喫するためには、いくらの貯蓄が必要だと感じているか】

1位:100万円〜500万円未満   24.7%
2位:1000万円〜2000万円未満 15.2%
3位:5000万円〜1億円未満   12.7%
 
平均としては「貯蓄2138万円が必要」という回答に。
 
ひとり旅で自分の時間を充実させるためには、そこそこの予算や貯蓄も必要なのかもしれませんね。
 
※1 クラブツーリズム株式会社「40代以上の男女に聞いた『おひとりさま』の過ごし方調査」
※2 株式会社大和ネクスト銀行調べ「シニアの旅行に関する調査2015」
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集