更新日: 2024.05.30 その他暮らし
28歳、友人の「結婚ラッシュ」でご祝儀がきついです。今年だけで「15万円」の出費なのですが、ご祝儀は3万円でなければダメですか?「2次会だけ参加」でも大丈夫でしょうか?
そのため、「毎回ご祝儀代を3万円払うのは正直厳しい……」と感じる人も多いはず。やはりご祝儀代は3万円でなければダメなのでしょうか。
本記事では、結婚式参加時のご祝儀相場や、ご祝儀が払えない場合の対応方法について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:小林裕(こばやし ゆう)
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
友人の結婚式参加時のご祝儀相場
友人の結婚式に参加する際のご祝儀の平均額について見ていきましょう。
平成29年度に一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会により実施された「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」を参考にすると、友人へのご祝儀代の平均額は2万9598円であり、最多回答額は3万円という結果でした。
この結果からも、一般的には「友人へのご祝儀代は3万円が相場」と考えられていることがわかります。今後の関係性を考慮すると、相場とかけ離れた金額を包むのはやはり避けたほうがよいでしょう。
ご祝儀代がどうしても払えない場合には
大切な友人の結婚式であれば、お金のことは考えず心からお祝いしてあげたいところですが、金銭面の問題からどうしてもご祝儀代を払うことが難しい場合もあるでしょう。そのような場合には、以下の方法などを検討しましょう。
結婚式を欠席する
親しい間柄の友人からの招待であれば、やはりきちんと結婚式に参加したいところですが、招待者との関係性次第では欠席も選択肢に入るでしょう。結婚式の招待状の返事を「欠席」にし、参加しないことで3万円のご祝儀代を払わずに済みます。
しかし結婚式を欠席した場合、後日改めて気持ち程度のご祝儀やプレゼントを渡すことが好ましいでしょう。欠席時にご祝儀を送る際の相場は、実際に出席した場合のご祝儀代の2分の1から3分の1程度とされています。
結婚式に参加する際のご祝儀相場は3万円であるため、欠席時には1万円~1万5000円程度が妥当でしょう。
2次会のみ参加する
ご祝儀の3万円が高くて払えない場合には、2次会だけ参加するという選択肢もあります。2次会のみの参加の場合、一般的にはご祝儀を渡す必要がないため、2次会参加費のみの支出で済ませることができます。
2次会のみの参加でご祝儀は不要だとしても、少しだけでも渡したいという場合には、当日以外に渡すようにしましょう。新郎新婦は当日の挨拶まわりで忙しくなることが想定されるためです。
また、先方が負担に感じない額にとどめるには、5000円~1万円くらいのご祝儀やカタログギフトなどを渡すとよいかもしれません。もしプレゼントを渡す場合には、荷物になってしまう大きい品物は避けるのがマナーです。受け取る側が困らないような祝意の伝え方をしたいですね。
祝意をきちんと伝えることが大事
本記事では、結婚式参加時のご祝儀相場や、ご祝儀が払えない場合の対応方法について解説しました。
3万円のご祝儀代が払えない場合、「結婚式に参加しない」「2次会のみ参加する」などの選択肢はありますが、やはり前提となるのは結婚する友人にしっかりと祝意を伝えることでしょう。今後の関係性を考慮した上で、ご祝儀代について検討してみてください。
出典
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」
執筆者:小林裕
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート