更新日: 2024.06.03 その他暮らし
「家賃は安いけどスーパーがない」VS「家賃は少し高いけど利便性抜群」 節約になるのはどっち?
そこで本記事では、「家賃は安いがスーパーが近くになく不便」「家賃は高いがスーパーが近くて便利」な物件のそれぞれについて、メリット・デメリットなどを解説します。家選びのポイントについても触れているため、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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それぞれの物件のメリット・デメリット
一般的に近くにスーパーがない物件は家賃が安いですが、スーパーに行くまでガソリン代や交通費がかかります。一方、スーパーがある物件は交通費がかからず特売など安いタイミングで買い物がしやすいですが家賃は高いです。
家を選ぶ際、家賃と利便性のどちらを重視したほうがよいかは、人それぞれ選ぶ基準が違うため、どちらが節約になるのかは言い切れません。家賃の安さをとるか利便性をとるかの参考として、どのようなメリット・デメリットがあるか、以下で見ていきましょう。
【家賃が安いが近くにスーパーがない】
●家賃が安いため金銭的余裕が生まれる
●近くの店舗の利用客などによる違法駐車や騒音を気にしなくてすむ
●重い商品を気軽に買えない
●頻繁に買い物に行けず、高い商品を選ばざるを得ないこともある
●車で買い物に行く場合、ガソリン代がかかる
【家賃は高いが近くにスーパーがある】
●水や米などの重い商品を買いやすい
●価格の安いタイミングを狙って買い物ができる
●買い忘れがあっても気軽に買いに行ける
●家賃が高いため金銭的な余裕が生まれにくい
●近くの店舗の利用客の違法駐車や騒音が気になる
上記のように、それぞれメリット・デメリットがあります。節約だけに目を向けるのでなく「自炊したいからこまめにスーパーに行きたい」「静かな環境がよいからスーパーは遠くても構わない」といった条件についても考えてみて、自分にとって快適な物件を選びましょう。
住みやすい家を選ぶポイント
家賃をおさえるなど節約も大切ではあるものの、スーパーが近いかどうかだけで家を決めてしまうと、いざ住んでみたときに「こんなはずではなかった」と思うかもしれません。家を選ぶ際は、通勤通学に便利な立地である・安全である・災害に強いといった、さまざまな面から家選びするとよいでしょう。
本項では、家選びにおいて優先したほうがよいポイントについて解説します。自分や家族にとって、どのような家が住み心地がよいかを考えましょう。
立地
家の立地は、家選びの際に重視する人も多い部分です。立地面で気にすべき項目は、主に以下のとおりです。
●駅が近い
●最寄り駅に急行や快速が止まる
●スーパーやコンビニなどがある
●災害に強い土地
●治安がよい
●子育てに適している環境
立地に注目する場合、スーパーなどの商業施設や職場のほか、駅が近い点にメリットを感じる人が多いです。最寄り駅が快速電車などの停車駅になっているかも、気にしておきたいポイントです。
そのほか、災害への強さや治安のよさを重要視することもあるでしょう。子育て中で、公園があるとよいと思う人もいます。
家賃
家賃の価格も、家選びの際は重要です。賃貸の場合、家賃は手取り収入の3分の1が目安とされています。計算する際は家賃だけでなく、管理費、共益費なども含めて考えるとよいでしょう。また、入居時には敷金・礼金、仲介手数料などの初期費用もかかります。費用をおさえたい人は、敷金・礼金なしの物件もあります。
間取り・部屋の広さ
家族の人数に合った部屋の広さや収納があると、住みやすい家だと感じる人もいます。そのほか、風呂・トイレ・キッチンなどの設備が使いやすい、日当たりがよい、使いやすい動線であることなどを重視している人が多い傾向です。
せっかく新たな環境で生活を始めても、「家族が多いのに部屋数が少ない」「荷物が多いのに収納が少ない」といったことが要因で、ストレスがたまることもありえます。家族など同居人がいる場合は同居人の意見も取り入れ、少しでも多くの点で納得できる間取りや部屋の広さなどの物件を選んでいきましょう。
利便性だけでなくさまざまな面から住みやすい家を選ぼう
新しい住居を選ぶにあたり、「家賃は安いけどスーパーがない」「家賃は高いけど利便性がよい」の物件は、どちらが節約できるのかということはいえません。それぞれのライフスタイルに合っていない物件に住むと、かえってお金がかかってしまったり不便でストレスがたまったりする可能性もあります。
家を選ぶ際はスーパーが近いなどの利便性だけでなく、立地や間取り、子育てなどの環境、治安なども含め、家賃と擦り合わせて選ぶとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー