更新日: 2024.06.04 その他暮らし

よく「何でも無料で回収します」とチラシが入っています。不用品回収はお金がかかるので助かるのですが、安全なのでしょうか?

よく「何でも無料で回収します」とチラシが入っています。不用品回収はお金がかかるので助かるのですが、安全なのでしょうか?
家のポストに入っていた不用品回収のチラシに「何でも無料で回収する」と書かれているので、つい頼みたくなる方もいるかもしれません。
 
しかし、無料で回収する業者にはどんなメリットがあるのか分からず、何か裏があるような気がして不安になる方もいるでしょう。
 
本記事では、無料回収の仕組みと業者に依頼するリスクについて解説します。不用品の処分を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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不用品回収のチラシを配る業者の正体

合法的に不用品回収を行っている業者が多いため、不用品回収のチラシを配っている全ての業者に問題があるわけではありません。しかし、「無料回収」や「何でも回収」と書かれているチラシを配る業者は違法の可能性があるため注意が必要です。
 
なぜなら、特定家電4品目に該当するエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機は、無料で回収できないからです。そのため、「何でも無料回収」という点には、注意しなければなりません。
 

不用品を「無料回収」できるのはなぜ?

通常、業者が不用品を無料回収できるのは以下のようなケースに限られます。


・リサイクルのための回収
・回収品に高額な物品が多く、その他のごみを無料で回収してももとが取れる場合
・買取に対応している業者で、回収品の買取額が回収費用を上回った場合

これ以外のケースで無料回収する業者、特に「何でも無料回収」をうたう業者には何か裏があると見たほうがいいでしょう。業者が不用品を回収するには人件費や作業費などがかかるので、諸費用を上回る利益が見込めないと回収はしません。
 

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無料回収業者が引き起こすトラブル

何でも無料回収する業者に依頼すると、思わぬトラブルに巻き込まれる恐れがあります。トラブルの具体的な事例をご紹介しましょう。
 

高額な支払いを請求される

チラシには無料と書いてあったにもかかわらず、高額な支払いを要求されるケースです。無料と言っておきながら、何かと理由をつけて「追加料金が必要だ」と言いだし、応じなければ運搬しないと脅し、相場より高い金額を請求する事例が発生しています。
 

支払いを拒否すると脅される

違法な業者に費用を支払いたくなくても、脅されてしかたなく支払うケースも見られます。具体的には、「支払わないと訴える」などと言って脅してきます。もっとひどい例では、業者に恐喝されることもあるようです。
 
そのため、暴力を振るわれるかもしれないという恐怖心から支払ってしまうケースもあるでしょう。このような悪徳業者は見積書や領収書などの証拠品を残さないので、あとで訴えようとしても難しいケースが多いです。
 

不法投棄された不用品を引き取る羽目になる

無料で回収してもらった不用品が、不法投棄されていたというケースもあります。不法投棄された不用品の中に、持ち主が特定できるバイクや自転車などが含まれていると、持ち主が引き取りを命じられることがあります。
 
場合によっては、自分が捨てていなくても不法投棄により処罰される可能性もあるので注意が必要です。
 

不用品以外も回収されてしまう

不用品の無料回収を依頼したら、処分する予定のないものまで回収される場合もあります。業者は「これも回収したほうがいい」と強引に迫り、恐怖心から回収に応じてしまうケースです。
 

キャンセルに応じない

不用品の回収を依頼したものの、気が変わって回収をキャンセルしようとしても拒否されるケースです。業者はレシートや領収書などを残さないようにしているので、「証拠がない」と突っぱねられてしまいます。
 

無料回収業者に依頼する際のチェックポイント

リサイクル業者や輸出業者など、安心できる無料回収業者もいますが、「何でも無料回収」という業者には注意しなければなりません。違法な業者は、無料と言っておきながら高い料金を請求したり恐喝したりすることもありますが、一切証拠を残さないのが常とう手段です。
 
このような被害に遭わないためにも、無料回収業者は利用しない方がいいでしょう。人は無料という言葉に弱いので、そこにつけ込む悪徳業者には気をつけましょう。
 

出典

経済産業省 家電4品目の「正しい処分」早わかり!
独立行政法人 国民生活センター 不用品回収サービスのトラブル-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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