更新日: 2024.06.27 その他暮らし

結婚式のご祝儀「1万円」は少なすぎですか? 半年で「4回」招待されていて、そろそろ支出がキツくなってきました…

結婚式のご祝儀「1万円」は少なすぎですか? 半年で「4回」招待されていて、そろそろ支出がキツくなってきました…
結婚式は新郎新婦にとって、周りの人たちへの感謝を伝える大きなイベントです。ただ、ゲスト側にとっては、結婚式が多いとご祝儀を出すのが大変なため、「友人の結婚式のご祝儀が1万円でも問題ないだろうか」などと悩んでいる人もいるかもしれません。
 
そこで本記事では、友人の結婚式に出る際のご祝儀の平均額や、結婚式をする際にゲスト一人当たりにかかっている金額について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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結婚式の参列者として不満だったこととは?

株式会社トキハナ(旧リクシィ)が20代~40代の男女約360人に行った結婚式に関する調査によると、結婚式の参列者として不満だったことのランキングは以下のとおりです。
 

1位 3万円のご祝儀が高い
2位 謎のドレスコード
3位 長時間の拘束
4位 知らない人ばかりで気まずい
5位 新郎新婦と話す時間がほとんどない

 
ランキングから、ご祝儀の負担が大きいと回答している人が多いことが分かります。ご祝儀相場の3万円を毎回の結婚式で支払うと仮定すると、結婚式が年に4回立て続けにあった場合は12万円も必要になります。
 
結婚式の多い若者世代にとっては、「経済的余裕がないのに結婚式への出席だけで3万円を包まなければいけないのが辛い」といった不満を持つ人が多いようです。
 

友人の結婚式に出る際のご祝儀の平均額とは?

友人の結婚式に出席する際の平均額を見ていきましょう。一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会が実施した、令和5年度「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」によると、友人の結婚式に参加する場合のご祝儀の平均額は「3万960円」で、一番多い回答は「3万円」となっています。
 
この調査から、やはり「友人の結婚式のご祝儀は3万円渡すのが一般的」だと言えるでしょう。
 

結婚式をする際の1人当たりにかかっている金額とは?

友人の結婚式のご祝儀は一般的に3万円とされていますが、結婚式に持参するご祝儀の金額は強制されるものではありません。それでも、「3万円」を渡したほうがいいとされているのは、結婚式でゲストに対してかかっている費用を考慮する必要があるからです。
 
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏版」によると、料理・飲み物費用と引き出物のゲスト1人当たりの平均額は図表1の通りです。
 
図表1

図表1

株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏を基に筆者作成
 
料理・飲み物と引き出物にかかる費用を合計すると2万7800円となり、3万円のご祝儀とほぼ同額となります。さらに結婚式では、料理・飲み物や引き出物以外にも、ゲストを迎えるための諸費用がかかっています。ゲスト1人につきに約3万円かかっていることを押さえておきましょう。
 

友人の結婚式のご祝儀は1万円でも問題ない?

結婚式の1人当たりにかかる費用が3万円であることを考慮すると、ご祝儀が1万円だと新郎新婦に負担をかけてしまうことになり、マナー違反になる可能性があります。
 
また友人と親しい間柄の場合、ご祝儀が少ないことで今後の関係が悪化することもじゅうぶん考えられます。なんとか3万円のお金を工面して、参加する方法を模索したほうがいいでしょう。
 
どうしてもお金の準備ができない場合は、「新郎新婦に事前に事情を話して、包める分だけご祝儀を包む」「2次会だけに参加する」「結婚式に欠席してお祝いの品を送る」といった方法をとるといいかもしれません。いずれにしても、結婚する友人に最大限にお祝いの気持ちを伝えられるようにしましょう。
 

結婚式の1人当たりにかかる費用を考慮したうえで、お祝いを包もう

今回は友人の結婚式に出る際のご祝儀の平均額が約3万円で、ゲスト1人当たりに対するおもてなしの費用も約3万円かかるということを解説しました。ご祝儀に3万円包むのが経済的に厳しい場合であっても、ご祝儀が1万円であると新郎新婦への負担が大きくなってしまうことを考慮して、ご祝儀の金額を決めるようにしましょう。
 

出典

株式会社トキハナ(旧リクシィ) 結婚式・結婚に関する不満を教えてください!アンケート(PR TIMES)
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏版
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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