更新日: 2024.07.05 その他暮らし

【洗濯1回のコスト】洗濯は「マメに洗濯」するより「まとめ洗い」のほうがトクですか?洗濯回数を1回減らすとけっこう節約できるんでしょうか?

【洗濯1回のコスト】洗濯は「マメに洗濯」するより「まとめ洗い」のほうがトクですか?洗濯回数を1回減らすとけっこう節約できるんでしょうか?
物価の高騰によって家計への打撃が著しい昨今、少しでも生活費を抑えたいと考える方は多いでしょう。
 
家賃などの固定費は節約が難しいですが、電気代や水道代は方法次第で節約できます。特に、洗濯は節約しやすい家事のひとつです。正しく行えば、洗濯後の仕上がりを変えることなく電気代や水道代を抑えられます。
 
そこで、本記事では洗濯回数を減らすことで節約できる水道代や電気代について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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洗濯機が占める電力消費量の割合

経済産業省のデータによると、夏の19時頃における家電製品別の電力消費量の割合は洗濯機と乾燥機が約1.8%とされています。1ヶ月の電気代が1万円とすると、洗濯機と乾燥機で1800円ほどになる計算です。また、洗濯には水を使用するため、実際には水道代も加算されます。
 
割合としては大きくありませんが、見過ごせない金額ともいえるでしょう。月々1800円とすると、年間で2万1600円を洗濯機と乾燥機の電気代に使用していることになります。
 
なお、電力消費量はエアコンが約38%、冷蔵庫が約12%と全体の半分を占めており、次いで大きな割合を占めているのは照明の約15%です。上位3つだけで、全体の65%を占めていることがわかります。
 
ただし、あくまで夏の19時頃のデータであることを念頭に置きましょう。季節や時間帯、環境次第で電力消費の割合は変化します。
 

洗濯はまとめ洗いの方がお得

結論から述べると、洗濯は少量ずつ毎日洗うよりも洗濯回数を減らしてまとめ洗いした方が省エネになり、結果的にお得になります。
 
ただし、まとめ洗いの際には洗濯機の容量に合わせることが大切です。容量以上の洗濯物を入れて洗濯すると汚れを十分に落としきれません。また、洗濯機自体の故障につながる可能性もあります。
 
資源エネルギー庁の試算によると、規定容量の4割の洗濯物を入れて洗濯する場合と8割の洗濯物を入れて洗濯回数を半分にした場合では、年間の電気代が約180円、水道代が約4360円の節約になります。合計して、約4500円の節約です。
 
乾燥機に関しても、まとめて乾燥した方がお得です。
 
規定容量の8割で2日に1回使用した場合と半分の量で毎日使用した場合では、年間で1300円の節約になります。また、洗濯後の衣服の乾燥は自然乾燥を併用することで、より効果的な節約が可能です。自然乾燥後に未乾燥のものを補助的に乾燥機で乾燥させれば、2日に1回乾燥機のみで乾燥させる場合と比較して年間で約1万2000円の節約になります。
 

お得に洗濯する節約方法

まとめて洗濯や乾燥をする以外にも、洗濯時に工夫することで電気代や水道代がお得になる節約方法があります。併用して行うことでより高い節約効果を発揮できるため、洗濯をする際には意識してみてください。
 
洗濯時におすすめしたい、節約方法はこちらです。

●お風呂の残り湯を再利用する
●洗剤は容量に合わせて適量を使う
●すすぎは注水ではなく、ためすすぎを使用する

洗剤を規定量よりも多く入れたからといって洗浄効果が高くなるわけではありません。かえって洗濯時間が長くなるため、余計に電気代がかかることになります。また、洗濯機によっては設定ですすぎの回数を減らしたり、スピードコースで時短しながら利用時間を減らしたりすることも可能です。
 
1回分の洗濯で節約できる金額は大きくありませんが、「ちりも積もれば山となる」ということわざのとおり、回数を重ねると大きな節約になります。毎回の洗濯で習慣的にできるように意識しておきましょう。
 

節約するなら、洗濯と乾燥はまとめて

洗濯機と乾燥機が占める消費電力の割合は大きくありませんが、水道代も含めると見過ごせない金額になります。
 
洗濯は複数回に分けるよりも、まとめた方が年間で4500円ほどお得になります。お風呂の残り湯を利用するなど他の節約方法を併用することで、節約効果はいっそう高まるでしょう。
 
ただし、節約を意識し過ぎるあまり、しっかりと洗濯ができていなければ本末転倒です。あくまで、洗濯のクオリティは落とさずに節約していきましょう。
 

出典

政府広報オンライン 節電をして電気代を節約しよう!!手軽にできる節電方法とは?
経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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