更新日: 2024.07.16 その他暮らし
近所に鮮魚店があるのですが、スーパーで買う場合と比べて値段に差はあるのでしょうか? 専門店で買うメリットはありますか?
本記事では、鮮魚店とスーパーでの購入について、その値段の差や専門店ならではの利点を詳しく探ってみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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鮮魚店とスーパーでは、どちらが安い?
鮮魚店とスーパー、どちらが安いかは商品や店舗によります。一般的にはスーパーでは、大量に魚を仕入れることができるため、その分安く提供できます。一方、鮮魚店では、魚のプロが厳選した高品質な魚を提供しています。
鮮魚店のメリット
鮮魚店の利点は以下の通りです。
●高品質な魚
●ニーズに合わせたサービス
●種類が多い
鮮魚店では魚のプロが厳選した高品質な魚を提供しています。そのため、魚の鮮度や品質を重視する場合は、鮮魚店が適しているといえるかもしれません。
サービス面では、鮮魚店では部位の説明や調理方法のアドバイスなど、購入者一人ひとりに合わせた丁寧な接客が行われます。エラや内臓を取るいわゆる下処理など、購入者のニーズに合わせたサービスも提供されます。
さらに、鮮魚店は、スーパーでは見かけないような珍しい魚が購入可能です。
鮮魚の購入額は減少傾向
勤労者世帯における 1ヶ月当たりの実収入と食料支出の推移を示す表を見ると、令和5年の1カ月当たりの食品支出額は8万4552円と令和4年より約4000円上昇しています。これは、物価の上昇の影響によるものと考えられます。
ある企業が2024年5月に実施した調査によると、物価が上がったと感じている人の割合は約95%でした。物価上昇を強く感じていると、家計に対する経済的な圧力増加につながります。結果、消費者は節約志向を強めている可能性があります。
「家計調査における食料・主な品目の支出額増加率」によると、魚介類の支出額は8.3%のマイナスでした。魚介類支出額減少の背景には、魚介類の価格が上昇しており、家計への負担が大きくなっていると考えられます。
新鮮な魚を選ぶポイント
新鮮な魚を選ぶためのポイントはいくつかあります。魚を1尾丸ごと買う場合には以下のことに注意するとよいでしょう。
目:新鮮な魚の目は透明で、透明感があります。白っぽく濁っていたり、へこんでいたりする場合は鮮度が落ちている可能性があります。
エラ:新鮮な魚のエラは鮮やかな赤色をしています。褐色や灰色に変色している場合は鮮度が落ちている可能性があります。
皮:新鮮な魚の皮は濡れていて、光沢があります。
におい:生臭さや異臭がする場合は鮮度が落ちている可能性があります。
切り身・刺身を選ぶポイントはドリップ(水分)が出ていないことです。ドリップが出ていないことで、鮮度の高さが確認できます。
魚の鮮度を保つためのポイント
魚の鮮度を保つ方法は魚1尾丸ごとの場合と切り身とでは異なります。それぞれについて見ていきましょう。
魚を1尾丸ごと保存する場合
・冷蔵保存の場合
魚は内臓から劣化が始まるため、まずは内臓・エラ・ウロコ・血合いを取り除きます。次に、水気をしっかり拭き取り、空気に触れないよう密閉することが重要です。
身が重ならないようにラップで包み、ファスナー付き保存袋に入れます。袋の中の空気を完全に抜いた状態で冷蔵庫の奥に保存しましょう。より長く鮮度を保つには、保冷材や氷、アイスパック等も活用するとよいでしょう。保存期間の目安は約2日です。
・冷凍保存の場合
ラップでしっかり包んでからファスナー付き保存袋に入れ、できるだけ急速に冷凍します。
切り身や刺身の状態で購入した場合
・冷蔵保存の場合
ドリップが出ている場合は、まずそれをよく拭き取り、キッチンペーパーで包んで冷蔵庫で数時間置きます。その後、ラップで包んで保存します。直接ラップで包むと、にじみ出た液が身に付着するため避けましょう。賞味期限に従い、早めに消費するようにしてください。
・冷凍保存の場合
1尾丸ごとの場合と同様に、ラップで包んでからファスナー付き保存袋に入れ、できるだけ急速に冷凍しましょう。
一般的には鮮魚店よりスーパーの方が安価で、鮮魚店は高品質で新鮮な魚を提供
一般的には鮮魚店よりスーパーの方が安価です。鮮魚店は高品質で新鮮な魚を提供し、専門的なアドバイスやサービスを受けられるメリットがあります。しかし、例外もあるため、あくまでお店によるといえるでしょう。両方の特徴を理解し、自分のニーズに合った選択をしましょう。
出典
農林水産省 食品産業動態調査 令和5年度 第1章 食品製造業をめぐる市場経済動向
CCCMKホールディングス 【2024年消費意識調査】生活者約1,700人に聞いた!物価上昇の中、収入・消費の本音とは?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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