更新日: 2024.07.20 その他暮らし

お盆に旅行に行きたいと考えていますが、平日とどれぐらいの値段の違いがあるのでしょうか? 仕事が忙しくてお盆しか時間を取れません。

お盆に旅行に行きたいと考えていますが、平日とどれぐらいの値段の違いがあるのでしょうか? 仕事が忙しくてお盆しか時間を取れません。
お盆はまとまった休みがあることから、帰省や旅行に適しています。しかし、多くの人が移動することから、宿泊施設や公共交通機関が混んでおり、旅行をためらうこともあるでしょう。さらに料金も高くなっていると「無理をしてでも他のお得なときに行ったほうがいいのでは……」と悩むこともあります。
 
そこで本記事では、お盆に旅行する際の宿泊先や公共交通機関について、料金の違いを紹介します。料金だけでなく、混雑の観点からも事前準備を入念に行いましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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平日とお盆の宿泊料金を比較

本項では、8月の平日とお盆の宿泊料金を3つのエリアで比較しました。なお、料金については変動する可能性がありますが、いずれも条件としては大人2人同じ曜日、朝食付き(C社のみ夕食・朝食付き)というプランで設定しています。
 
図表1

エリア 平日料金 お盆料金
A社(大阪) 約2万円 約2万5000円
B社(沖縄) 約12万円 約16万円
C社(箱根) 約11万円 約12万円

宿泊施設予約サイト 一休.comを基に筆者作成
 
図表1を見ると、ホテルのグレードにもよりますが、平日とお盆では金額に違いが見られます。リゾート地になると、夏の旅行での需要が高まることから、料金も引き上げられる傾向にあります。
 
ちなみに、お盆に安くなるというプランをさまざまなサイトで確認しましたが、やはりお盆は料金が上がる傾向が顕著で、安くなるものは見られませんでした。
 

お盆期間は新幹線や特急列車も料金が違う

宿泊施設と合わせて知っておきたいのが、公共交通機関の料金です。新幹線や特急においては、料金が少し変わってくるため注意が必要です。
 

指定席特急料金は200~400円高くなる

お盆期間の移動でJR線の新幹線や特急を使う場合は、指定席特急料金として繁忙期は200円、最繁忙期が400円高くなります。具体的な日程は管轄により若干異なりますが、2024年のお盆前後の繁忙期、最繁忙期の日程は図表2のとおりです。
 
図表2

繁忙期 8月2~4日、8日、12日、13日、16日、17日、23~25日
最繁忙期 8月9~11日、18日

西日本旅客鉄道株式会社 JR西日本 JRおでかけネット「きっぷのルール シーズン別の指定席特急料金」を基に筆者作成
 
一人当たり数百円の負担増ではあるものの、家族で行くとなると追加料金だけでも結構な負担になりかねない点に注意しましょう。
 

お盆に旅行する注意点

本項では、お盆に旅行する際のお金に関するもの以外の注意点を紹介します。お盆は、旅行先の店舗の営業日にも注意しましょう。
 

訪問先によっては営業していない

訪れる観光地によっては、目当てのお店が営業していない可能性があることを頭に入れておきましょう。観光地と聞くとお盆中は営業しているお店が多い印象を受けますが、お盆休みを取っている店舗も見られます。また、飲食店では営業をしていても、お盆メニューで値段が通常と異なっていることもあります。特に個人店を訪れる場合は、事前に公式サイトやSNS等の情報を確認しておくのがおすすめです。
 

混雑を考慮して早めの行動や対策を

お盆は観光地や駅、高速道路などあらゆる所で混み合うため、旅行プランは時間にゆとりをもって組みましょう。例えば、車で行く場合は普段2時間で行ける所を最大5時間で見積もっておく、朝は早く出発するなど安全運転につながるゆとりをつくります。
 
特に鉄道の場合、新幹線に乗る前に駅で飲食物を購入するにも、混雑で満足に買い物できない可能性があります。自宅付近のお店で食事を取っておいたり水やお茶などを確保しておいたりしましょう。
 
また、トイレも訪れる先々で混み合っている可能性があります。そのため、観光地を訪れる際はこまめなトイレ休憩を取ることがおすすめです。特に小さなお子さんがいる家庭は、混雑や待ち時間の疲れから子どもの機嫌が悪くなり、家族全体の疲れもたまる傾向にあるので、早め早めの対策が肝要です。
 

お盆の旅行は計画的に

お盆は家族がまとまった休みを取れることから、旅行に適しています。しかし、お盆ならではの交通機関や宿の料金、値段の上がり方や店舗の営業の有無など事前に確認すべき点は多くあります。お盆に旅行する際は家族で事前にしっかりと計画を組み、楽しく過ごせるようにしましょう。
 

出典

西日本旅客鉄道株式会社 JR西日本 JRおでかけネット きっぷのルール シーズン別の指定席特急料金シーズン別の指定席特急料金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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