更新日: 2024.07.20 その他暮らし
2035年までにガソリン車の新車販売が禁止されると聞きましたが本当でしょうか? また、もともと持っていた車には乗り続けられますか?
そこで今回は、本当に2035年までにガソリン車における新車販売が禁止になるのか調べてみました。あわせて中古車やハイブリッド車の販売は禁止になるのか・ガソリン車にはいつまで乗れるのかについてもまとめました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
2035年までにガソリン車における新車販売が禁止になる?
結論からいうと、2035年までにガソリン車における新車販売を禁止する計画が立てられています。該当の計画は経済産業省のホームページにも記載されており、2035年までに新車販売で100%電動車を実現する予定です。
ただし上記の計画は、あくまでも乗用車のみに該当します。商用車の場合は、以下の計画が立てられています。
・小型車の場合は、新車販売で2030年までに電動車20~30%、2040年までに電動車・脱炭素燃料車100%を目指す
・大型車の場合は2020年代に5000台の先行導入を目指すとともに、2030年までに2040年の電動車の普及目標を設定
なお、東京都に関しては2035年ではなく、2030年までの実現を目標としているようです。
中古ガソリン車やハイブリッド車の販売はどうなる?
日本政府は、2035年までにガソリン車における新車販売禁止を目指していますが、この計画はあくまでも新車販売のみに関連しています。中古車に関しては、今のところ販売禁止は予定されていないようです。
このことから、2035年以降にガソリン車を購入したい場合は、中古車が主な選択肢となるでしょう。対してハイブリッド車の場合はガソリンを使用するものの、区分としては電動車に含まれるようです。そのため、2035年以降の販売も禁止はされていません。
ただし、あくまでも上記の計画は2024年6月時点でのものです。そのため、今後変更が加えられる可能性がある点は理解しておきましょう。
ガソリン車と電動車の購入価格<
ガソリン車と電動車のどちらを購入するか判断する材料の一つとして、価格を重視する人もいるでしょう。今回はガソリン車・ハイブリッド車・電気自動車の3つについて、購入価格の平均をまとめました。
・ガソリン車:100~300万円程度
・ハイブリッド車:150~350万円程度
・電気自動車:400~600万円程度
上記のように、ガソリンを使用する量が少なくなるにつれて、新車の購入価格は高くなるようです。そのため、電気自動車の購入価格が初期費用としては最も高くなると予想できるでしょう。
ただし、電気自動車の場合は国からの補助金を利用できる場合もあります。そのため比較する際は補助金も考慮に入れておきましょう。
ガソリン車はいつまで乗れる?
日本政府は「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を掲げており、おもに温室効果ガスの排出ゼロを目指しています。
また、一般社団法人 日本自動車工業会が発表している「2050年カーボンニュートラルに向けた課題と取組み」でも「2050年自動車の生産を通じたCO2ゼロを目指す。」との文言が記載されていました。
このことから、2050年までにはガソリン車の完全廃止が行われると想定できるでしょう。目標通りに計画が進んだ場合、ガソリン車はいずれ乗れなくなると考えておくとよいかもしれません。
2035年までにガソリン車における新車販売は禁止が予定されている
ガソリン車は、2035年までに新車販売の禁止が予定されています。中古車やハイブリッド車は販売禁止の対象には今のところなっていないため、2035年以降は、ガソリンで動く車を購入する場合はいずれかが選択肢となってくるでしょう。
なお、東京都以外の自治体でも販売禁止になるタイミングが変わってくる可能性もあります。そのため、お住まいの地域でいつから販売禁止になるのかは、随時確認が必要です。将来的には電気自動車に移行することを把握しておき、どのような車を選ぶかの判断に役立ててください。
出典
経済産業省 2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
一般社団法人 日本自動車工業会 2050年カーボンニュートラルに向けた課題と取組み
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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