更新日: 2024.08.01 その他暮らし

バーでウイスキー「山崎」が品切れでした…なぜ”国産ウイスキー”が人気なのでしょうか?

バーでウイスキー「山崎」が品切れでした…なぜ”国産ウイスキー”が人気なのでしょうか?
「バーで国産ウイスキーを注文しようとしたら品切れだった」という経験をお持ちの人もいるかもしれません。
 
「山崎」や「白州」など、有名な国産ウイスキーの値段が高騰している話を耳にすることはあるかもしれませんが、品切れで注文できなくなるほど人気の理由が何なのか、気になる人もいるでしょう。
 
本記事では、国産ウイスキーが人気を集めている理由や品薄状態となっている理由について、費用相場とともにご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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なぜ国産ウイスキーが人気なのか?

国産ウイスキーが国内だけでなく世界的に注目を集めるようになったのは、コンテストで高い評価を得られるようになったことが大きな理由と考えられます。
 
サントリーホールディングス株式会社によると、2023年には「山崎25年」が世界的な酒類コンペティション「第28回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で全部門の最高賞である「シュプリーム チャンピオン スピリット」を受賞しました。
 
また、アサヒグループホールディングス株式会社によると、「竹鶴ピュアモルト」が「ワールド・ウイスキー・アワード2023」で「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー」を受賞しました。
 
このように、国内のさまざまなメーカーが開発したウイスキーが受賞するようになったことで、人気が高まったと考えられます。また、国内ではウイスキーをソーダで割った「ハイボール」が若者世代を中心にブームとなり、ウイスキーを飲む世代が拡大したことも理由の一つであると考えられます。
 
ハイボールはもともと1960年ごろにはやっていましたが、1980年代から2000年代前半ごろまではほとんど飲まれることがなかったようです。2008年にサントリーがレシピの改良やCMでの宣伝など、ハイボールを復活させるための動きを開始したことにより、ハイボールブームが起こったといわれています。
 
さらに、国産ウイスキーは外国客からも大変な人気なので、日本を訪れた外国人観光客がウイスキーを買って帰る機会も増えたようです。
 

国産ウイスキーは長期的に品薄状態にある

上記のような理由で需要が高まっている国産ウイスキーですが、原酒の不足により需要に対して供給が足りていないことで、長期的な品薄状態に陥っているようです。
 
ウイスキーを作るためにはたるの中で長期間熟成させる必要があるため、すぐには供給を増やすことができません。そのため、酒屋などでも品切れになっていることがあり、購入するのに抽選が必要になる場合もあるようです。
 
今回の事例のように、バーなどの飲食店でも品切れになっていて注文できない可能性はあるでしょう。
 

国産ウイスキーの費用相場

現在、国産ウイスキーを購入するとなると費用はいくらぐらいするのか、費用相場を確認しておきましょう。ウイスキーの価格相場として、1万円程度のものもあれば、145万円と高価なものもあることが分かりました。
 
コンテストなどを受賞したお酒には高値がつくこともあるため、入手することは難しいかもしれません。
 

コンテストでの受賞やハイボールブームも人気に火をつけた理由であると考えられる

サントリーの「山崎」を始めとする国産ウイスキーは、世界的コンテストでの受賞やハイボールブームなどを理由に、国内でも海外でも人気が高まり続けています。
 
作るために長期熟成が必要なウイスキーは需要と供給のバランスが取れていないことから品薄状態にあり、購入するために抽選が必要な場合もあるようです。
 
バーなどの飲食店でも品切れていることがあっても不思議ではないため、事前に注文可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。
 

出典

サントリーホールディングス株式会社 世界的な酒類コンペティション「ISC」で「山崎25年」が全部門での最高賞「シュプリーム チャンピオン スピリット」を初受賞
アサヒグループホールディングス株式会社 「ワールド・ウイスキー・アワード2023」ブレンデッドモルトウイスキー部門『竹鶴ピュアモルト』世界最高賞受賞
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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