ワイシャツやスーツは何年で買い替えるべき？ 節約のため、「5年以上」同じものを使い続けていますが、使いすぎでしょうか…。

できるだけ長く大切に着たいと思っていても、衣類はいつか買い替えが必要なときがくるものです。
 
そこで今回は、ビジネスシーンに欠かせないワイシャツやスーツの適切な買い替え時期を考察し、長持ちさせるためのメンテナンス方法をご紹介します。寿命と買い替えの概算の関係から、節約と見た目のバランスも一緒に探ります。

ワイシャツやスーツの寿命はどのくらい？

毎日ワイシャツやスーツを着用する仕事の場合、頻繁に買い替えると出費がかさんでしまう可能性があります。ワイシャツやスーツは消耗品であり、数着を着まわしていてもいずれは劣化してしまうためです。
 
例えばスーツの場合、一般的には3年〜5年、長く持つものでも10年程度で寿命といえるタイミングになるといわれています。ただし、あくまでも目安であり、素材や環境などで寿命は変わってくるでしょう。
 
ワイシャツも同じく、生地の素材や品質、シャツの洗い方や着用する頻度によって寿命は変わります。シャツの寿命は衣類の税務上の耐用年数から、2年程度とされています。
 

スーツ一式を買い替えると概算はいくら？

スーツ一式の価格は、着用する目的や生地の違い、仕立て方によって大幅に異なります。一般的なビジネスシーンで着用するスーツは、約1万円のものから数十万円するハイブランドのものまで幅広くあります。
 
相場としては2万円以上から10万円以下のものが無難なようです。スーツの色や柄に合わせて、ワイシャツも何着か一緒に選んでおくとよいでしょう。
 

ワイシャツやスーツを買い替えるタイミング

消耗品のワイシャツやスーツには買い替えるタイミングがあります。ワイシャツを買い替えるタイミングは以下のとおりです。

・汚れや黄ばみなどが目立ち洗濯しても落ちない
・生地が傷んでほつれなどがある
・サイズが合わなくなった
・シワやヨレが取れずに残っている

特に白いワイシャツは汚れや黄ばみ、シワなどが多いと目立ちやすい傾向があります。長く着るほど、汚れが蓄積して落ちにくくなってしまうため、買い替えるタイミングといえます。
 
生地にほつれや傷みが見られる場合や、逆に長年着用しておらずサイズが合わなくなっていた場合も買い替えのタイミングといえるでしょう。一方、スーツの買い替えのタイミングは以下のとおりです。

・生地にテカリが見られる
・ボタンや糸のほつれがある
・型崩れがある
・体形に合わなくなった

ワイシャツの買い替えタイミングと同じく、ほつれや型崩れなどの生地の傷みが見られる場合には買い替えを検討しましょう。
 
体形が合わなくなっても同じスーツを着ていると動きが悪かったり、見た目にもよくない印象を持たれたりする恐れがあります。スーツは劣化してくると生地が擦れてテカリが見られるため、新しいスーツ一式の購入を検討してみましょう。
 

ワイシャツやスーツを長持ちさせるメンテナンス方法

ワイシャツやスーツを頻繁に着用する方は、正しい収納方法やメンテナンスでなるべく長持ちさせるよう意識することも大切です。スーツは、脱いでからすぐに厚みのあるハンガーにかけ、全体をブラッシングして霧吹きでシワ取りをします。スーツは毎日着ると負荷を与えすぎてしまうため、1週間で3着～5着を着回しするとよいでしょう。
 
シャツは1日着たら必ず洗濯で皮脂汚れを落としてください。シャツの汚れが気になる場合は、酸素系漂白剤を使用すると汚れが落ちやすくなるといわれています。ただし、なかには漂白剤が使いえないものもあるため注意が必要です。洗濯後は、清潔感を保つためにもアイロンをかけましょう。
 
なかにはアイロンがけを毎日行うのは大変という方もいるかもしれません。ノンアイロンのワイシャツであれば、洗濯シワができにくいとされているため、それらの購入を検討するのもよいでしょう。
 

ワイシャツやスーツは適切な時期に買い替えることが大切

スーツの場合、一般的には3年〜5年、長く持つものでも10年程度で寿命といえるタイミングになるといわれています。ただし、あくまでも目安であり、素材や環境などで寿命は変わってくるでしょう。
 
ワイシャツも同じく、生地の素材や品質、シャツの洗い方や着用する頻度によって寿命は変わります。シャツの寿命は衣類の税務上の耐用年数から、2年程度とされています。
 
ワイシャツやスーツを頻繁に着用する方は、正しい収納方法やメンテナンスでなるべく長持ちさせるよう意識することも大切です。ワイシャツもスーツも何枚かを着まわして、生地を休ませつつ長く着用できるような管理を心がけましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー