更新日: 2024.08.06 その他暮らし
「のぞみ号」が全席指定席で運行するのはいつから?自由席と指定席の価格差は?
この記事では、特別運行に関する情報や自由席と指定席の価格差、おすすめの予約方法について分かりやすく説明します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「のぞみ」はお盆期間に全席指定席で運行する
JR東海とJR西日本は、お盆期間である2024年8月9日から8月18日までの10日間、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」を全席指定席で運行することを発表しました。
「のぞみ」は通常、1号車から3号車は自由席ですが、この期間中は1列車250席の自由席が全て指定席になります。これによりホームの混雑が緩和され、お盆の時期でも確実に座って移動できるようになります。
この期間中、一部の「のぞみ」の12号車は「お子さま連れ車両」となります。ファミリーでの利用時に周囲を気にすることなく、快適に過ごせるでしょう。また、12号車はトイレや多目的室に近く、おむつ替えも簡単にできるため、小さなお子さま連れでも安心して利用できます。
自由席と指定席の価格差はどれくらい?
新幹線の指定席料金は、自由席の料金に530円を加えた金額が基本となります。この額は時期や区間によって変動することがあります。
シーズンによる価格差
お盆や年末年始などの混雑する時期には割増料金が適用され、閑散期には割引料金が適用されます。シーズンによる新幹線の自由席と指定席の価格差は表1の通りです。
表1
シーズン | 価格差 |
---|---|
通常期 | 530円(基本料金) |
閑散期 | 330円(200円割引) |
繁忙期 | 730円(200円割増) |
最繁忙期 | 930円(400円割増) |
※筆者作成
新幹線の走行区間による価格差
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「みずほ」は、指定席のみ加算料金がかかります。
表2
走行区間 | 加算料金 |
---|---|
東京~名古屋 | 210円 |
東京~新大阪 | 320円 |
東京~博多 | 1060円 |
新大阪~岡山 | 320円 |
新大阪~広島 | 530円 |
新大阪~鹿児島中央 | 740円 |
※通常期の場合
※西日本旅客鉄道株式会社JRおでかけネット「東海道・山陽新幹線各駅間の運賃・特急料金早見表」、「山陽・九州・北陸・上越新幹線各駅間の運賃・特急料金早見表」を基に筆者作成
具体的な価格差について、東京~新大阪間では、通常期の自由席料金は1万3870円、指定席料金は1万4720円で、差額は850円となります。この差額には「のぞみ」の指定席に対する加算料金の320円が含まれています。
自由席は料金が安い反面、混雑時には立ち乗りになる可能性があります。一方、指定席は少し高めですが、確実に座って移動できるため、特に長距離移動の場合は利用する価値があるでしょう。
期間中の注意点とおすすめの予約方法
お盆の期間中、新幹線定期券で乗車する場合は「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」など、自由席のある列車を利用することになります。「のぞみ」を利用する場合は、普通車のデッキなどを立席で利用する場合に限り、乗車可能です。
また、お盆期間中は非常に混雑します。予約は乗車日の1ヶ月前から可能であり、人気のある時間帯や区間はすぐに埋まることが多いため、計画が決まり次第早めに予約しましょう。さらに、繁忙期の特急料金は通常期よりも割り増しになります。
繁忙期を避けると、予約が取りやすく、料金もお得になります。スケジュールを確認し、できるだけ早めに予定を立てましょう。指定席の予約には「スマートEX」がおすすめです。スマートEXを利用すると、以下のメリットがあります。
・スマホやパソコンで手続きが完了するため、窓口に並ぶ必要がない
・乗車日の1年前から予約が可能
・早めの予約で割引特典がある
簡単に登録・予約ができるネット予約サービスで、年会費無料で利用できます。ただし、お盆や年末年始など繁忙時期には割引特典が利用できないので、注意しましょう。
まとめ
お盆期間中の「のぞみ」の全席指定席運行は、乗客にとって大きなメリットがあります。自由席の混雑を避け、確実に座席を確保できるため、移動のストレスを軽減できます。また、「お子さま連れ車両」も用意されるため、ファミリーには特に利用しやすい環境が整っています。
自由席と指定席の価格差について、繁忙期や区間によって変動することを理解し、自分のスケジュールに合わせた最適な選択をしましょう。繁忙期の混雑を避けるためにも、早めの予約が重要です。
出典
東海旅客鉄道株式会社
西日本旅客鉄道株式会社
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー