更新日: 2024.08.06 その他暮らし
お盆に初めて彼氏の実家に行きます。「小中学生がいるから『お盆玉』用意しといてよ」と言われましたが、お盆玉?? 相場ってどのくらいですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お盆玉とは
お盆玉は、お正月に渡すお年玉の夏バージョンで、お盆休みに帰省した際に祖父母や親戚から子どもたちに渡されるお小遣いを指します。近年では、郵便局などでもお盆玉専用のポチ袋が販売されています。
お盆玉の起源は江戸時代といわれていますが、お盆玉という言葉自体は比較的新しいもので、2010年に山梨県の株式会社マルアイ(山梨県西八代郡)がお盆玉を提唱してポチ袋を販売するようになり、近年その認知度が上がってきています。
お盆玉の認知度と金額
お盆玉のプチ袋の販売を始めた、株式会社マルアイは20代以上の男女4812人を対象にお盆玉に関する事前調査を実施しました。その結果、お盆玉の認知度は約3割で、そのうち2割程度がお盆玉を贈る予定があることが分かりました。次にお盆玉の相場を見てみましょう。
株式会社マルアイの調査によると、お盆玉の金額として最も多かったのは1000~5000円未満でした。また、自分の子どもに1万円以上を渡す人も2割以上存在することが分かりました。
お盆玉専用ポチ袋がある
前述のとおり、お盆玉専用のポチ袋が存在し、これらは郵便局や文具店などで取り扱われています。また、インターネット上には無料でダウンロードできるお盆玉専用ポチ袋のテンプレートもあります。これらのテンプレートを利用すれば、自宅で簡単にオリジナルのお盆玉専用ポチ袋を作成することが可能です。
お盆玉専用のポチ袋は夏の風物詩が描かれたものや、子どもに人気のキャラクターが描かれたものなど、さまざまなデザインがあります。これらのポチ袋を使うことで、お盆玉を渡す際の雰囲気をより一層盛り上げることができます。
現金以外のお盆玉
お盆玉では現金が一般的ですが、品物を贈ることもあります。品物の例として、おもちゃ・お菓子・洋服・本・文房具・商品券・図書券などが挙げられます。お盆やお正月などの特別な時期にしか孫に会えない祖父母は、孫と一緒に買い物に行き、好きなものを買ってあげることで、双方にとってよい思い出となるでしょう。
お盆玉を渡す相手
祖父母から孫へ、親戚から子どもたちへの贈り物というイメージが強いのがお年玉です。お盆玉もお年玉と同じように、子どもや孫へ贈ります。お盆玉は親戚間での交流の一環ともいえますので、帰省先の親戚の子どもたちに渡すのが一般的です。
大人になった子どもから親へこれまでの感謝の気持ちを伝える手段としても、お盆玉が活用されています。高価なプレゼントと比べて気軽に気持ちを伝えられる手段として人気があります。
お盆玉の相場は1000円から5000円
お盆玉は、お年玉とは異なり全国的に一般的ではない風習ですが、近年では親戚の子どもに渡す家庭が増えています。お盆玉の相場は、地域や家庭によってさまざまですが、一般的には1000~5000円です。
ただし、お盆玉の認知度はまだ低く、知っている人のなかでもお盆玉を渡す人は2割程度と少ないのが実情です。必ずしもお盆玉を用意する必要はありませんので、親戚との関係性や自分の家庭の経済状況などを考慮して決めましょう。
また、お金だけでなく、お菓子や文房具などのプレゼントを用意しても喜ばれます。今回のケースでは、彼氏に親戚の子どもの人数や年齢などを事前に確認しておくとよいでしょう。
出典
株式会社マルアイ 【2023年お盆玉に関する実態調査】と【2023年夏休みの動向調査】を実施しました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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