更新日: 2024.08.07 その他暮らし
仕事でタクシーをよく利用する夫は「タクシーチケット」を使っています。「現金」で支払うよりもお得なのでしょうか?
タクシーチケットとは読んで字のごとく、タクシー利用時に使えるチケットですが、ほかの支払い方法と比べてお得になるのかどうか気になっている人がいるかもしれません。
本記事では、タクシーチケットの概要を解説するとともに、タクシーを安く利用する方法もご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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タクシーチケットとは
「タクシーチケット」とは、現金の代わりにタクシーの支払いに使えるチケットです。使い方は、精算時に金額を書いて運転手へチケットを渡すだけです。
お釣りをもらう必要はなく支払いが非常にシンプルなため、ビジネスシーンにおいてもよく使われます。また接待の場や冠婚葬祭時に、相手へチケットを渡すこともあります。
なお、株式会社CREAKSが実施した「タクシーチケットに関するアンケート」によると、10~30代男女の52%がタクシーチケットを知らないと回答しており、中でも若年層になればなるほど知らない方の割合は増えているようです。
支払いは「後払い方式」
タクシーチケットには、決まった額面があらかじめ記載されているわけではありません。乗ったときの料金に応じて利用者が金額を記載します。この時点ではまだ、利用者側に請求が発生しません。
利用者がチケットを運転手に渡すと、後でタクシー会社にてチケットが集計され、会社はチケットの発行元に乗車料金を請求します。発行元はタクシー会社に請求された料金を支払うのです。
そして発行元は後ほど、利用者に対して金額を請求します。イメージとしては、タクシーチケットはクレジットカードの支払い方法に似ているといえるでしょう。
タクシーチケットはお得とは限らない
タクシーチケットには割引サービスがついていないものもあります。そのため現金の代わりに使ったところで得するとは限りません。むしろ発行手数料が数百円かかって、現金払いよりも高くなる可能性があります。
チケットによっては、後で支払うときに割引を適用してくれる場合もあります。利用する場合は、発行手数料や割引の有無について確認するといいでしょう。
金銭的なメリットはないとしても、タクシーチケットを使うメリットはさまざまあります。例えば手元に現金がなくてもタクシーに乗れたり、ゲストにタクシーを手配するときに現金よりも抵抗なく受け取ってもらえたりなど、利便性があります。
また会社が出張時に社員へチケットを渡している場合、社員が仮払い・立て替え払いする必要がなく精算業務を効率化できるでしょう。
タクシークーポンとの違い
タクシーチケットと混同しやすいものに「タクシークーポン」があります。タクシークーポンは「プリペイド式」、つまり先払い方式である点がタクシーチケットとの違いです。
タクシークーポンは5000円など額面が決まっているクーポンを前もって購入して使います。こちらは商品券に似ているといえるでしょう。
タクシークーポンの中には、「1冊5000円のクーポンを買うと150円分のおまけがつく」など、お得なサービスを展開しているものもあるようです。
タクシーを安く利用する方法
タクシー料金を少しでも安くしたい場合は、以下のような方法を使ってみましょう。
・アプリを使う
アプリを提供しているタクシー会社では、アプリから初回クーポンなどお得なサービスを利用できる場合があります。
・タクシークーポンを使う
前述のように、一定の額面に対しておまけがつくクーポンを使うと、実質的に安くタクシーに乗れます。
・長距離割引
一定金額を超えると料金が割引されるサービスです。割引率や「一定金額」がどれくらいかはタクシー会社に問い合わせしましょう。
・ポイントがつくクレジットカードを使う
利用料金に応じてポイントがつくカードを使えば、ポイントの分だけ実質的に得します。
タクシーチケットは現金よりお得とは限らない
タクシーチケットは割引があるとは限らないため、現金払いよりお得とはいいきれません。ただしクレジットカードのような性質を持つもので、現金が手元にないときに使えて便利です。
また、今回のように「仕事でタクシーチケットを使っている」というケースの場合は、会社が経費精算業務の効率化のために渡しているケースが考えられるでしょう。
出典
株式会社CREAKS 10~30代の男女52%が、タクシーチケットを知らないと回答【タクシーチケット(タクチケ)についてのアンケート】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー