更新日: 2024.08.09 その他暮らし
国道沿いを運転中、中古車が「8万円」で売られているのを発見! 価格が「1ケタ台」の車がたくさんあるけど、10万円以下の車は買っても大丈夫なの?
本記事では、10万円以下の車を購入しても大丈夫なのか、なぜ安いのか、購入する際の注意点を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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中古車のおおよその販売価格
中古車の販売価格は、車の種類や年式、グレードによってさまざまに異なります。ここでは、中古車ユーザーは、いくらくらいの中古車を実際に購入したのかを見ていきましょう。
株式会社ホンダアクセスが2023年6月に実施した「中古車の購入に関する調査 2023」によると、結果は図表1のようになっています。
図表1
株式会社ホンダアクセス 中古車の購入に関する調査より筆者作成
図表1を見ると、100万円~150万円で中古車を購入している人が22.7%と最も多いです。2番目に多いのは50万円~80万円で16.6%、3番目に多いのが150万円~200万円未満で12.7%との結果になりました。30万円以下で購入している人は、全体の6.2%と少ない傾向です。
調査結果から、中古車を購入する人は、大体50万円~200万円の予算で購入していることが分かります。
具体的な価格相場は、インターネット上の中古車販売サイトやオークションサイトで検索することで確認できるため、気になる中古車がある人はぜひ見積もりを出してみましょう。
10万円以下の車は購入しても大丈夫? 安い理由は?
10万円以下の車であっても、走行や装備に問題がなければ購入しても問題はありません。ただし、10万円以下の車の中には、走行距離が20万kmを超える車や故障リスクが高い車もあります。
その車に短期間しか乗らない人や、自分でメンテナンスはできる人は、購入を考えても良いといえますが、ある程度の期間は乗り続けるつもりの人や、メンテナンスに自信がない場合は慎重に考えた方がよいでしょう。
また、なぜ安いのかは把握しておいたほうがよいでしょう。価格が安い理由として考えられるのは、次のようなものがあります。
・走行距離の多さ
・事故歴や水没歴がある
・年式が古い
・需要の少なさ
・車両価格が安い
走行距離が極端に多い
安い理由は、走行距離の多さにある場合があります。車は消耗品のため、走行距離が多ければ多いほど故障やトラブルのリスクが高まります。
一般的に、走行距離が10万kmを超えている中古車の場合は、価格が安くなる傾向が強いです。
事故歴や水没歴がある
前に乗っていたドライバーが事故を起こしたり、悪天候による水没被害を受けていたりすると価格が大きく下がる可能性があります。もちろん修理された状態で販売していますが、乗っているうちに修理した部分が再度故障する可能性もあるため、注意が必要です。
年式が古い
年式が古い車は、新しいモデルに比べて部品の摩耗や劣化が進んでいるため、故障のリスクが高くなります。さらに、古い車は燃費が悪い場合もあり、最新の安全装備が備わっていない場合があるのも安い理由の1つです。
車両価格が安い
そもそもの車両価格が安いため、10万円以下で販売されている可能性もあります。軽自動車などの比較的安い車は、新車時の価格が100万円以下と手頃で購入できるケースも考えられ、年式が新しくて走行距離が少なくても10万円以下で販売されている場合があります。
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10万円以下の車を購入する際の注意点
10万円以下の車を購入する際は、走行距離と年式をセットで確認しましょう。走行距離が多くても、1年でその距離を走ったのか、5年かけて走ったのかによっても車の劣化や状態は異なります。
また、修理歴の有無の確認もしましょう。見た目は問題なくても、一度修理した車は何らかのダメージを受けている状態です。再度衝撃を受けると、修理費がかさんだり、廃車になってしまったりする場合があるため、販売店に必ず確認しましょう。
あわせて、販売店の保証内容や中古車鑑定書の有無を確認しておくと、安全面にも配慮できます。
10万円以下の車がある理由には、事故歴や走行距離が関係している
中古車の価格が10万円以下と安いのには、事故歴や水没歴、走行距離の長さや年式が大きく関係しています。走行に問題がなければ購入しても構いませんが、故障リスクがあったり、修理費用がかさんだりする可能性があると覚えておきましょう。
年式や事故歴以外の理由には、元々の車両価格が安いため10万円以下になっている場合もあります。安全に走行するためにも、購入前に販売店に注意点を聞いておきましょう。
出典
株式会社ホンダアクセス 中古車の購入に関する調査 2023
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー