更新日: 2024.08.08 その他暮らし
古い通帳は”そのまま処分”すればいい?銀行での記帳の際に「繰り越し」になったらどのように対応すべき?
今回は、通帳の繰り越し手続きや古い通帳の取り扱い方法についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
通帳を繰り越す際はどうすればいい?
古い通帳から新しい通帳に繰り越す方法として、以下の2つが考えられます。
・銀行窓口で手続きを行う
・店舗のATMや通帳繰越機を利用する
銀行窓口で手続きを行う方法は、ほとんどの銀行で利用可能です。
店舗のATMや通帳繰越機を使う方法は、それぞれの銀行によって対応状況が異なるようです。例えば最終行まで埋まったタイミングで自動繰り越しされる銀行もあれば、余白がないと繰り越してもらえない銀行もあるようです。
通帳の繰り越しを希望する場合は、自分が利用している銀行がどのような対応をしているのかを確認しておきましょう。もし不明なのであれば、銀行窓口に問い合わせれば間違いないと考えられます。
古い通帳の取り扱い方法
通帳を繰り越した場合、手元に新しい通帳と古い通帳の2つが存在します。古い通帳の取り扱い方法に悩んだら、以下の3つのいずれかで対応するとよいでしょう。
・処分する際はシュレッダーにかける
・取引記録が必要な場合は保管しておく
・銀行へ処分を依頼する
それぞれの内容について、詳しく解説します。
処分する際はシュレッダーにかける
通帳の処分は、個人で行っても問題ありません。そのため、可燃ごみとして出して処分することも選択肢となるでしょう。
ただし、通帳にはさまざまな個人情報が記載されています。そのまま処分すると個人情報が流出するおそれがあるため、必ず読み取れない状態にして処分するようにしてください。
処分する際は、黒のマジックや個人情報保護スタンプなどで、個人情報(住所、名前、口座番号など)が見えないようしっかりと隠してから、シュレッダーにかけてごみに出すと安心です。もしシュレッダーが手元にないのであれば、ハサミでできるだけ細かく切り刻みましょう。
取引記録が必要な場合は保管しておく
ローンを組む予定があったり、借り入れをしたりする場合、人によっては取引記録が必要になることがあります。もし取引記録を提出しなければならない見込みがあるなら、繰り越し前の通帳を保管しておきましょう。
例えばローンを組む予定がある人は、1年間の取引記録を求められる可能性があります。また、自営業やフリーランスの人は、確定申告で通帳を領収証代わりに使っているケースもあるかもしれません。
繰り越し前の通帳を手元に残しておくデメリットはあまり考えられないため、不安な人は処分せずに保管しておきましょう。
銀行へ処分を依頼する
通帳の繰り越しを行ったついでに銀行窓口へ処分を依頼する方法もあります。ただし、全ての銀行で処分してもらえるわけでない点には注意が必要です。
また、銀行へ処分を依頼する場合、繰り越したタイミングでしか古い通帳の処分ができない可能性があります。あとから持ち込んだり、古いものをまとめて依頼したりなどは基本的に断られるケースが多いでしょう。
古い通帳は個人情報をしっかりと隠してからシュレッダーなどにかけて処分する。繰り越しの際は銀行窓口や店舗ATMで手続きが可能
通帳を繰り越す際は、銀行窓口または店舗ATMで繰り越し対応が可能です。
また、古い通帳が不要な場合はシュレッダーでの処分や銀行窓口で処分を依頼しましょう。シュレッダーが手元にない場合は、ハサミでできるだけ細かく切り刻んで、個人情報が読み取られないように安全な処分を心がけてください。
ただし、ローンや借り入れなどを行う予定のある方は古い通帳が必要なケースもあるため、必要に応じて保管しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー