急遽1泊の旅行を思い立ったけど、ホテルのサイトは「高額な部屋」しか空いていない…直接電話したら予約が取れる可能性はある？

連休や夏休みなどは多くの人が旅行に出掛けることが考えられるため、早い時期からホテルを予約している人もいるでしょう。そのため、急きょ思い立って旅行することになっても、ホテルに空きが見つからない可能性もあります。
 
「ホテルのサイトを見ても満室ばかりで、空いていても高額な部屋しかない」というとき、ホテルに直接電話をすれば予約が取れる可能性があると考える人もいるかもしれません。
 
本記事では、ホテルに直接電話すると予約が取れるケースについて理由をまとめました。さらに高額な部屋と安い部屋の料金の差や、ホテルの予約が取れないときに試してみたい対処法も紹介します。

高額な部屋と安い部屋ではいくらぐらい差があるのか？

はじめに、同じホテルでも高額な部屋と安い部屋とではいくらぐらい差があるのかについて、いくつか例を挙げて表1にまとめました。（金額はすべて税別・サービス料別）
 
表1

部屋のタイプ	ホテルAの1泊の料金	ホテルBの1泊の料金
スイート	68万2500円	120万円
キング	7万2800円	16万円
ツイン	6万5000円	10万5000円

※筆者作成
 
ホテルによっては部屋のグレードによって数十万円以上の差があるため、高額な部屋しか空いていないと旅行自体をあきらめなければならなくなる可能性もあります。
 

キャンセル待ちがないか確認してみる

ホテルの公式サイトでキャンセル待ちを受け付けているところもあるので、チェックしておくといいでしょう。万が一、キャンセルが発生した場合にはすぐに予約ができます。
 
また、直接電話でキャンセル待ちが可能であるかどうかを聞いてみるのもいいでしょう。キャンセルが発生した時点で連絡をもらえるよう頼んでおけば、対応してくれるところもあるかもしれません。
 
もちろんキャンセルが出なければ宿泊先を確保できないことになるため、確実な方法ではないということを覚えておきましょう。
 

キャンセルが出やすいタイミングを狙うのも一つの方法

株式会社リクルートの「じゃらん」によると、キャンセル料金についての規定は宿泊施設ごと、プランごとに異なる旨を記載しています。
 
ホテルによって予約日の何日前からキャンセル料金がかかるかは異なりますが、キャンセル料金がかかる直前にキャンセルが出る可能性が考えられます。よってそのタイミングを狙って予約サイトをチェックするといいでしょう。
 

空きがない場合はホテル以外の宿泊方法はないかも考える

ホテルの空きが見つからないときは、ホテル以外の宿泊方法がないか考えてみるといいでしょう。
 
例えば、民泊や民宿・ペンションなどが候補に挙げられます。民泊は接客などのサービスはありませんが、プライベート空間を確保できるのでゆっくりと過ごしたい人におすすめです。民宿やペンションはホテルのように接客サービスを受けられ、アットホームな雰囲気を味わえるという特徴があります。
 

ホテルに直接電話すれば予約できる可能性もある

旅行する人が増える時期は、ホテルも手ごろな値段の部屋から埋まっていく可能性があります。したがって今回の事例のように「急きょ1泊の旅行を思い立った」というときには、サイト上ではすでに高額な部屋しか残っていないことが懸念されます。
 
その場合、ホテルに直接電話すれば「キャンセルがサイトに反映されていない」などの理由で予約できる可能性もあります。ホテルによっては高い部屋と安い部屋の差額が大きい場合もあるため、まずは諦めずに電話してみるといいでしょう。
 
また、ホテル以外の宿泊方法を探したり、キャンセルが出やすいタイミングを狙って再度空き状況をチェックしてみたりするのもおすすめです。
 

出典

株式会社リクルート　じゃらん　キャンセル料金について
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー