更新日: 2024.08.13 その他暮らし
高速道路料金が分かりにくい! 「平日朝夕割引」「深夜割引」など結局いつ利用するのが一番お得なの?
今回は高速道路で提供されている割引について、利用できる条件や割引率など、各種概要をご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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高速道路の割引はどのようなものがある?
高速道路の割引は、時間帯や曜日などに応じて、以下の3つが提供されています。
・平日朝夕割引
・深夜割引
・休日割引
それぞれの割引について、詳しく見ていきましょう。
平日朝夕割引
平日朝夕割引は、以下の時間帯に対象区間の高速道路を利用した場合に適用される割引です。
・平日の6:00~9:00
・平日の17:00~20:00
割引の適用条件は、対象区間の高速道路を月に5回~9回まで利用すると約30%、10回以上の利用で約50%の還元を受けられます。割引分については後日の還元となっており、その場で割り引かれるわけではない点に注意しましょう。
また、平日朝夕割引は必ずしもその時間内に入退場しなければならないわけではありません。例えば5:30に入場し7:00に退場した場合や、19:00に入場し20:30に退場した場合など、どちらかが対象の時間に含まれていれば割引が適用されるとしています。
ただし、同日中の同じ時間帯の割引は一度しか適用されません。午前の対象時間内に2回高速道路を利用しても、割引が適用されるのは1回目のみとなる点には注意しましょう。
深夜割引
深夜割引は、曜日に関係なく0:00~4:00の間に高速道路をETCで利用した場合に適用される割引です。割引率は約30%となっており、割引回数や走行距離などの制限はありません。
割引が適用される条件としては、対象時間を含んで高速道路を走行しているかが判定基準となるようです。例えば、入退場が以下のようなケースであれば、深夜割引は問題なく利用可能です。
・23:30に入場し、2:00に退場した
・1:00に入場し、3:00に退場した
・2:00に入場し、4:30に退場した
・23:30に入場し、5:00に退場した
なお、利用する時間帯によっては平日朝夕割引と重複するケースが考えられます。この場合、深夜割引が優先される点に注意しましょう。また、休日割引と重複する場合は、より割引率の高いほうが優先されます。
休日割引
休日割引は、土日祝日に高速道路をETCで利用した場合に適用される割引です。走行距離に関する制限は設けられておらず、軽自動車・普通車であれば約30%の割引を受けられます。
土日祝日をまたいでいれば、対象時間の前後に入退場を行っても問題ないようで、例えば金曜の夜に入場し、土曜の昼に退場した場合も、休日割引は適用されるとしています。
ただし、ゴールデンウイークやお盆・年末年始などの大型連休時は割引を受けられません。もし休日割引の利用を考えているなら、適用される期間かどうかを事前に確認しておきましょう。
高速道路では3つの割引を利用可能|条件を満たした場合に割引率が高いのは平日朝夕割引
高速道路で利用できる割引は「平日朝夕割引」「深夜割引」「休日割引」の3つです。3つのうち、もっとも割引率が高いのは「平日朝夕割引」となっていました。
ただし、最大の割引率を受けるには、月に10回以上高速道路を利用する必要があります。また、月に5回以上高速道路を利用しなければ割引は適用されません。また、5~9回の利用にとどまる場合は、深夜割引や休日割引と割引率は同一です。
このことから、高速道路を利用する際は自分のライフスタイルに合った使い方をするのが重要といえるでしょう。少しでもお得に高速道路を利用したいのであれば、条件を確認したうえで、うまく割引を活用してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー